◆6日(金)晴
きょうは暑くなりそうだ。布団カバー等せんたく。トイレ掃除
トモ遠方より来たる
図書館で新聞等。散歩7,000歩。
●7日(土)晴
所沢の甥H章くんよりお見舞いLINEもらう「手術後、体調回復したあとにお酒飲みましょう」 酒やめたのにな(笑)感謝。
図書館、買い物。3,000歩。
映画「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」1982年(BSテレ東録画)マドンナいしだあゆみ。あじさいの鎌倉で寅さんとあゆみの大人のデート、かたわらに小学生の満男が・・・ぼくも先月、鎌倉で1泊したっけ(笑)
◆8日(日)曇
朝3時開始のドジャースvsカージナルス戦を録画。起床後、大谷翔平の打席を早回しで熱中するあまり、恒例の朝LINEを忘れること1時間心配かけた、悪い(笑)
図書館で新聞、週刊誌等。買い物。3,800歩
●9日(月)曇
散髪。
図書館。週刊新潮のコラム「誰の味方でもありません/古市憲寿」を読む。先日の西田昌司参院議員の「沖縄ひめゆりの塔」の展示内容を「歴史の書き換え」という妄言について、自民党にこのような議員がいることを痛烈批判。
テレビで見るこの人の発言、あまり好きでない御仁だが、この西田議員批判はあっぱれだ。
横須賀の友人よりメール。自分の入院経験、友人のカテーテル体験等を伝え励ましてくれる、感謝。
図書館、散歩。4,500歩。
◆10日(火) 入院
群馬県の甥H彰くんLINE。「心臓の疾患は放置すると心不全がすすみ、肺や心臓に水がたまり呼吸困難で苦しそうな方がほとんどです。早めにオペしておくことが得策です」 看護師らしい助言に感謝。
雨が小止みのなか徒歩で入院。今回は特別室へ、さすがに見晴らしの良いひとり部屋。
若い看護師によって、点滴、心電図検査等の機器貼り付けでタコ足状態へ。点滴用の針刺し4回目で成功、この先大丈夫か。
主治医のA部先生来室、「明日は、さっさと終わらせましょう」と力強いことば。3,200歩。
●11日(水) 心臓オペ
朝食後、手術にそなえ取尿器を取り付ける前に、太もも付け根部の毛剃り。カテーテルは両手首から挿入するが、万一にそなえ太ももの動脈血管をつかうこともありうるとのこと。恥毛剃られる人生初体験も、説明に納得。
10時15分、手術台へ、部屋が寒いせいか、すぐに尿意を感ずる。それから延々5時間30分の大手術。90%以上血管を塞ぐ塊に対してワイヤーを貫通させ、ステントを留置し血流を確保するもので、素人目にも困難な手術であることがわかる。
循環器トップの部長先生も応援、ふたりのドクターによるゴッドハンドごときオペか。なにしろ、マグロ状態のぼくは台の上で緊張感と、胸の圧迫、ときには激しい痛み等に襲われること度々。局部麻酔なので話し声は聞こえ、ふたりのドクターから「あっ!」という声が聞こえたときの恐怖といったらありゃしない。スグに左足首あたりにまいたベルトが締め上げられたので、血圧の急降下に遭遇したわけである。
そして、強烈な尿意も頭痛の種、「おしっこしたい」と訴えると、ドクター「あれ付いてるからやってください、やりづらいだろうけど」とのやりとり後、ついに放尿。これは快感だった、不謹慎だけどね。まるで砂漠でオアシスに到着し水を飲む心境かな。これに味をしめて、2.3回実施したか(笑)
手術終了。車椅子で手術室入りであったが、帰りはベッドに乗せられ病室へ。青息吐息の小生、ドクターやスタッフ一同へ満足なお礼もすることなく、運ばれる。
妹見舞い来る。長時間の手術により2時間弱も待たせたようだ。妹「お疲れさま、きれいな部屋ね、病院からあてがわれたの」との質問。ぼく「こちら7千円台、1万5千円の部屋もある」とはぐらかす。手術後の痛みが続き、睡眠もほとんどとれなかったので、ちょっと贅沢な差額ベッドでよかった、それに「あの世までおカネ持っていけないしな」と思う(笑)
看護師の妹、連帯保証人や主治医から電話説明を受ける役割など、感謝。
主治医来室、ステント留置術は成功、ただ500ミクロンの小さいゴミが浮遊して、痛みがつづく。「時間が解決すると思ってください」と。
術後痛みのため、満足に睡眠とれず。入院のせいか歩数20歩。
◆12日(木)
朝5時、便秘対策として牛乳パックごくり。
朝、主治医来室、あすの退院判断のために、血液検査、レントゲン、心電図検査を実施するとのこと。
終日、部屋から出ることを禁じられ、テレビ、読書ですごす。
午後4時、再度採血検査。内緒で飲んだ牛乳が原因で数値がよくないか? 明日の退院は難しいかも。
主治医来室。術後のようすを診る。検査等の結果、あすの退院許可でる、安堵。
終日、痛みつづく。25歩。
●13日(金)
主治医来室。状態を再度確認。これからは外来で薬の管理、経過を診ます、とのこと。
退院。病棟6階出口まで見送ってくれた看護師さんへ、「お世話になりました。またよろしく」と言いかけると、「そうです、こういうところは2度と来ないでくださいね」と(笑)
トモからタクシーで帰るように勧められていたが、待ち並ぶ行列にうんざり、徒歩で帰る。
途中、図書館で新聞等。近所のケーキ屋で、退院祝いのひとりケーキ(笑)
沖縄で大病院の看護師長まで務めた従妹のJ子ちゃんよりLINE「病気がわかったことで自分のことを大事にしようと思うのが人間です。長くこの仕事をしていると病気は向き合うものであり、避けるものではないと常に感じています。手術のあとの楽しい日常を楽しみに治療に臨んで下さい」 ベテラン看護師のことばは重い。感謝。
自宅で小休止後、布団カバーとシーツ交換、どうも睡眠が心配なので環境整え。夕方近所を散歩、帰宅後、風呂掃除、入浴。
石垣島の長兄へ退院報告。「お疲れさま、無理せず少しずつ日常を戻してください」と返信。
早めに夕食、夕方スーパーで求めた沖縄そばカップ麺、病院食に飽きたので美味かった。ジャンクフードは血管の病には宜しくないのは承知、あすから注意しよう(笑)
胸の痛み軽減は嬉しい。4,600歩。
【医療体験感想】
ここまで記してきて、ぼくの血筋に意外と医療従事者が多いことに気づいた。
妹・看護師、妹長男・看護師、兄長女・看護師、同夫・医師、K叔母次女・看護師。ほかにもいるかな。
4月、6月と人生初の入院手術を経験して、本当に医療従事者のすばらしさに感銘をうけた。細い血管のなかにカテーテルを通して、こびりついたコレステロール悪玉の塊をそぎ落とし、ステントを設置して血流を確保し、心臓細胞に栄養を届ける、すごいことだ。
医師はじめ看護師、薬剤師、療法士他、清掃のおばちゃんまで感謝しかない。そのような仕事に、わが親族がかかわっていることは誇らしい限りだ。
今回の入院でかかった費用 92,990円。うち差額ベット代 30,800円。
高額療養費制度の適用がなかった場合 152,856円。
高額療養制度を改悪しようとすることは許せない。石破政権、ええ加減にせい(怒)