2023年10月15日テレビ,哲日記,断酒,読書,黒島

朝、ベッドで読書:瀬戸内寂聴『場所』(2001年新潮社)読了。得度前の自由奔放な晴美(寂聴)さんの生きざまを、自分の暮らした場所を訪ね、男との暮らしを語り、過去の思い出をとても素直な文章でつづったもの(大作家を評することはおこがましいが)。どうも、ぼくは『資本論』のような難しいものより、私小説というか、覗き趣味というか、肩の凝らない本が面白く読めていいですね。車谷長吉、西村賢太とか。

テレビでは、昨夜の藤井壮太棋士の王座戦熱戦と8冠達成を伝えるニュースでもちきり。イスラエルとパレスチナの紛争で幼い子が命を落とすシーンもあり、心が痛む。 午後から出勤。

仕事のあとは飲みたくなるも、入浴、夕食、【禁酒】 

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きょうの一番は王座戦。藤井聡太棋士が史上初の八冠タイトルホルダーなるか、それとも永瀬王座が勝って2勝2敗のタイに持ち込むかどうか。お互い持ち時間5時間、夜に決着の見通し。

ウォーキングをかねて図書館、市役所のJA主催野菜売り場等をまわり帰宅。昼食、王座戦ABEMA観戦。図書館で読んだ昨日発売の『文芸春秋』にびっくり。安倍派跡目争いで森元首相をたずねたS元文部大臣、土下座して2千万円を手土産に懇願したそうな。あげく、突っ返えされオジャン。

読書:寂聴著『場所』、昼寝。 再び散歩へ。 帰宅後、入浴、夕食摂りつつ王座戦観戦。ついに藤井聡太八冠誕生。午後7時から9時、ABEMAテレビにくぎ付け、一時、藤井の負け90%をAIが分析するも最後に逆転勝ち。おめでとう21歳の若者! 【禁酒】

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テレビ「ザ・ノンフィクション 今晩泊めてください~ボクと知らない誰かのおうち~」(フジテレビ録画)シュラフ石田という31歳の男、「今晩泊めてください」というポスターを掲げて駅前に立ち、3年間で300回、見知らぬ人の家に泊めてもらった実績をもつという。ちょっと信じられないことだ。

公園でウォーキング その後、図書館へ。新聞、週刊誌等を読む。

映画「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」1980年12月公開(BSテレ東録画)マドンナ伊藤蘭(当時25歳) 北海道奥尻で寅さんテキヤ仲間の父に死なれ、母親に捨てられひとり暮らし。父親の墓参りにきた寅さん、東京での定時制高校入学と仕事探しを父親代わりに応援。 母親が突然あらわれて衝突と抱擁。かつての恋人が現われて外泊、寅さん激怒するも結婚へ。伊藤蘭の拙い北海道弁に山田洋次監督の猛指導がうかがえる。お涙必至の良い映画なり。

読書:瀬戸内寂聴『場所』(新潮社2001年)自分が住んだことのある場所の思い出、再訪しての物語。塔ノ沢の温泉宿での衝撃の一文「片掌の中に男の萎えたものを包みこんだまま、私はいつのまにか眠りこんでいたらしい」

【禁酒】

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◆10月5日(木)

午後より出勤。沖縄での全国大会の模様について、S書記長、O委員長から聞く。旧友のO庭さんが「T山さん元気?、沖縄に来たら連絡するように」との伝言をうける。ぼくのこと忘れていないことがわかり、嬉しくなる。長老のM眞元委員長も元気に出席、T屋元委員長が交流会不参加のことが気がかりだ。

読書:伊集院静著『大人の流儀10』読了。このシリーズ1~10までほぼ1カ月間で再読し、A居酒屋の大将へそのつど贈呈。累計228万部国民的ベストセラーといわれる。それにしても、著者の伊集院さん、先妻の故夏目雅子さん、現妻の篠ひろ子さんと、かくも絶世の美女といわれる方々にもてるんでしょうかね。著者は書く。つい飲みすぎて、定宿で翌朝目覚めるとベッドと壁に挟まれて身動きできないと。コンビニ入り口で不良がたむろしてタバコをふかしていると、怒鳴りつけて追っ払うと。「東北一のバカ犬」と呼んでペットをこよなく愛していると。

◇10月6日(金)

午後より出勤。資料作成を手伝う、ホッチキスでプチンと押すもとても重い、それだけ指の力も衰えていることがわかり唖然とする。

夜、アジア大会女子サッカー決勝戦、日本ー北朝鮮、4対1でみごと優勝。試合は北朝鮮に押されっぱなしであったが、少ないチャンスを効果的に得点。男子のような北朝鮮のラフプレイが見られずすこし残念(笑)、キム親分から「止めとけ」と注意があったかもしれない。

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月刊『やいま』10月号届く。「与座英信のフランス日記」というコラムが楽しかった。フランスの田舎で日本料理教室を開き、うま味の神髄を教え、実際に料理の手ほどきをしたようだ。与座画伯、いつから料理人に転向したんだろう。一汁三菜の土井善晴さん顔負けの文章に脱帽!

黒島の小浜清志先輩の掌編小説「おでん」おもしろかった。さすがプロの作家。父性愛をうけて生きる娘の人生。フィナーレは、老いらくの恋の成就か。 特集「消滅危機の方言を復活させる!」は読み応えあり。都会で好き勝手に生きて方言と無縁のぼく、ちょっぴり罪悪感を感じつつ、那覇で編纂が進められている「黒島語辞典(仮称)」の早期上梓を応援したい。

午前、S歯科へ、約10分、次回は型取りという。前回もおなじ「次回は型取り」と言ったはず、なるほど、歯医者は回数がかかるんだね。

伊集院静著『大人の流儀』8.9読了。本田靖春を讃えるコラムに、本田ファンとして嬉しくなった。彼の『警察回り』『我拗ねものとして生涯を閉ず』なんか最高です。

団地管理事務所より案内、放置自転車を排除するため、自分の自転車にシールを貼ってください、そのシールは事務所にあります、とのこと。マイ自転車は長年乗っていないので空気もぬけた状態、そこでオッチラと駅前駐輪場まで押し歩きして自動空気入機を拝借、空気を入れると大丈夫であった。帰りは久しぶりに自転車に乗って帰宅。

映画「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」第25作、1980年8月(BSテレ東録画)マドンナ浅丘ルリ子。ゲスト江藤潤。重い病気を患ったリリー(当時40歳)、沖縄から寅さんへ手紙をだす「ひと目会いたい」 寅さん人生初の飛行機旅、羽田で怖がりすったもんだするも、きれいなスチュワーデスにほいほいついて行って搭乗なる。 そういえば今夏、甥っ子の花嫁さんも初の飛行機で石垣島へ行ったんだね。

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朝、黒岩重吾『私の履歴書』読了。波乱万丈の人生とはかくあるものか、感嘆! 戦争にとられ、株で大損して父親が残した家屋敷を売り払い、釜ヶ崎ドヤ街でくらし、昼夜のべつ働き、それでも作家の道を諦めずふんばり、直木賞の受賞とその後の膨大な著作。

朝食:酢キャベツ、ゴーヤー、牛乳+豆乳、バナナ、シャケ焼き、コーヒー。

映画「男はつらいよ 翔んでいる寅次郎」第23作、1979年8月、マドンナ桃井かおり、ゲスト布施明、ロケ地支笏湖。 マリッジブルーの桃井かおり(当時28歳)を励ます寅さん、ホテルニューオータニでの華燭の披露宴を逃げ出した花嫁、駆け込んだ先は柴又のとらや、御曹司の花婿・布施明、親に勘当されながらもかおりへの愛を貫き、めでたしめでたし。

黒島ふるさと会のK久K正さんより電話、先日の役員会の様子について問い合わせ。もう一度集まって、今後について話し合いを持ちましょう、年一度の懇親会くらいはどうだろうか、という趣旨。T間会長は、会員へ文書だして説明するつもり、とのことで集まることについては否定的であった、とのこと。ぼくからは、会計残高について、来年母校の創立周年行事への寄附という案を提示。「会員から寄せられた寄附・会費なので慎重にすべき」とのK久さんの意見であった。

昼食:玉子+人参炒め、なす+酢キャベツのお新香、ご飯、赤ワイン、コーヒー。 昼寝。

図書館へ、新聞を読み、予約本の受け取り。 ウォーキングをかねて遠距離の業務用スーパーへ、冷凍ブロッコリー、同ほうれん草、同サイコロステーキ、アボガド、沖縄もずくで計1300円。 入浴。

A居酒屋の女将から電話、娘と一緒に来ているので来ない?とのお誘い、ホイホイと出かけると初対面の娘さん、目の覚めるような美女であった。黒島、波照間へ旅行で行ったことあるそうな。夕食用に解凍してあったサイコロステーキを持ち込んで、大将イやな顔せずに作ってもらって、泡盛と料理、グイグイいった次第なり。

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午前4時、ラグビーWC対サモア戦。日本勝利、次戦アルゼンチン戦に勝てば、決勝トーナメント進出きまる。

朝食:ブロッコリー、巣キャベツ、豆乳、みそ汁(魚、玉子、なす)、スムージー(りんご、バナナ、ピーマン、牛乳)、コーヒー。

テレビ「プロフェッショナル ふたりのキネマ~山田洋次と吉永小百合~」(NHK)一昨日の放送を録画しそこなったので、NHK+で観ることにした。過日、立川の映画館で観た「こんにちは!母さん」のメイキング映像のような番組である。途中、幾度か(この映像は配信されてません)と断りが何度が出て興ざめでもあったが、ご両名のファンとしては良い番組であった。吉永小百合・最後の映画という雰囲気もあったが、映画封切の舞台挨拶で吉永自身が打ち消してくれてひと安心だ。

昼食:朝食残りみそ汁+冷凍うどんチーン。コーヒー。

午後出勤、公認会計士による監査。I書記さんが対応、幹部の皆さんすべて沖縄への全国大会へ参加し、会計士の質問に難航のようす。こちら、にわかバイトの身にはチンプンカンプンだ。

ストレスを感じA居酒屋で夕食兼お酒。お通し、レバ、カシラの焼き豚、ウナギ握り、生ビール、冷酒、帰宅後、シャワー、納豆、チョコ、お酒小。ちょっと飲みすぎ、熟睡。

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朝、ベッドで読書『生きてきた道 私の履歴書』黒岩重吾著 1924年大阪生まれ。

朝食:ブロッコリー、酢キャベツ、トマト、牛乳+豆乳、バナナ、きのうの味噌汁に玉子を落として。コーヒー。

テレビ「サンデーモーニング」高齢者ドライバー事故続出の問題、84歳の高齢者、前後発進繰り返しぶつける物損事故、幸い人にけがを負わせることはなかった。「まったく記憶にない」と84歳の御仁。「高齢者の運転技能テストを毎年すべきだ」と玉川徹氏。

昼食:ゴーヤと卵を炒め、冷凍ごはんをチーンして、お茶で流し込む。リンゴ+蜂蜜、コーヒー。

午後出勤。 帰路、図書館へ。週刊文春、貴乃花、むかしの初恋の女性と入籍との特集記事。 利用者カード更新手続きのために身分証を提示すると、名前の当と當の違いを指摘され再度申し込む書の提出を書くハメになる。当で15年も通用してきたのにね(怒)ーでも短気は損気、我慢して言うとおりに従う。

ちょっと不快なのでA居酒屋へ←何でも言い訳に活用。お通し、鯛の昆布締、スタミナ豆腐、生ビール、泡盛。早々に帰宅してシャワー。夕食:魚汁、納豆、お酒ワンカップ。

映画「男はつらいよ 噂の寅次郎」第22作、1978年12月、マドンナ大原麗子、ゲスト志村喬、泉ピン子。とらやの店員に職安(当時はそう言いました)からの紹介で美しい大原麗子さんが登場、寅さんの恋の炎がもえあがるのです。ややハスキーボイスの麗子さん(当時32歳)いいね! 博の父・志村喬の名演技も好きだな。

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朝食:ブロッコリー、酢キャベツ、トマト、牛乳+豆乳、バナナ、ヨーグルト+ハチミツ、コーヒー。

映画「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく」第21作、1978年8月公開、マドンナ:木の実ナナ、ゲスト武田鉄矢、竜雷太 ロケ地:熊本・田の浦温泉。1年前の1977年に公開されたのが山田洋次監督「幸せの黄色いハンカチ」、そこでひょうきんな役が武田鉄矢、1年後の本作でも起用され、寅さんに負けず劣らず振られぱなっしの三枚目役。SKD踊り子の木の実ナナ、ラインダンスが良かった、いちどでいいから本物を浅草国際劇場で観たかった。

昼食:①しいたけ+人参+サンマのかば焼き缶詰炒めに、スパゲティを茹でて①に絡めて食す。あまり旨くなかった。コーヒー、ごまかりんとう。

昼寝。 読書『獄窓記』山本譲二著400ページ読了。433日間の獄中生活を綴ったノンフィクション。受刑者、看守との交流をつぶさに記述、意外と常識人?が多そうだ。著者は障がい者の世話役を任じられ、糞まみれの仕事もいとわず、肛門に軟膏を塗ってあげるなど大変な介護業務だ。読書時間もとれ、3食きちんと食べ、体重10Kほど引き締まった体になったようで、禁酒禁煙の生活は娑婆にいるより健康によろしいようだ。ぼくも、ムショに入ってみると健康的な生活になるのだろうか ←アホなこと言っている場合か?

仮釈放近くなって降ってわいたのが、T元K美議員サイドの秘書給与不正受給問題。あろうことか、山本さんをひきあいに「彼の事件とは異なる」と、週刊誌で報じられた事実無根のデマをあげて釈明するT議員。山本さんの猛抗議をうけて、参考人質疑で謝罪することになるが、その後、本人と秘書含め4名が逮捕され有罪判決を受けた。ぼくが永田町を離れての事件であるが、後味の悪い事件であった。

散歩:7,000歩、その後、開店直後のA居酒屋でかるく一杯、お通し(ローストビーフ)、スタミナ豆腐(豆腐、山芋、マグロ)、もつ煮込み、生ビール、酎ハイ。 帰宅して入浴後、納豆、おにぎり、日本酒1杯。

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朝3時、禁酒続きのせいか目覚めが早い。 読書。 2度寝。

朝食:ブロッコリー、トマト、牛乳+豆乳、ゆで卵、コーヒー。

テレビ「モーニングショー」墓終いの話題、黒島の伝統的な亀甲墓に思いをはせる。妹よりLINE電話、石垣島のK兄と話した内容を伝えるもの。

昼食:たまねぎ、スモークチキン、納豆、炊き立てご飯、味噌汁(とろろ昆布+ネギ)お茶、コーヒー、チョコ。

午後、出勤途上の電車で読書すると次の文章に出会った。「辺野古問題で、平然と沖縄だけを国の安全の盾にしているように見えてしまう構図に、政府は打つ手を持たない。沖縄の人は日本人ではないのか、と切なくなる。信頼される政治家はいつ現れるのか」『大人の流儀6』伊集院静)

夕方から職場懇談会へ。組合役員と現場組合員との懇親会、ぼくも相談役という立場で声がかかったようだ。たいした相談もなく美味しい料理と美味い酒を堪能させてもらった。帰路、A居酒屋で生ビール一杯で早々に切り上げた。