テレビ,哲日記,断酒,読書

痛風発作が右手首関節に生じてほぼ5日。あまりの痛さに、日頃の不摂生をつよく反省。3月1日から禁酒つづく。むろん今夕も禁酒だ。きょうは、二中同級生2名のガールフレンドから夕食のお誘いあり。痛風のため断念。昨夜遅くには還暦のY夫妻および80歳目前のKさんから、ひな祭りを祝う飲み会をしようとのLINEあり。これも丁重にお断りした。よしよし。

禁酒と痛みでベッドに入っても、眠りにつけない。2時間ほど読書するも寝付けない。トイレに行ってさらに読書。頭脳はクリアのようだ。読書はかどる。城山三郎、沢木耕太郎、面白いね。城山が吉村昭との対談のなかで「夏目漱石のよさがわからない」と述べていて、びっくりした。そしてわが意を得たりと思った。若い頃、漱石の小説を読むも完読したことはなかった。そして、自分のあたまが悪いと思っていた。が、天下の城山三郎の漱石評にふれて少しは安堵した。

ちょっと前に出版された漱石伝記をあつかった伊集院静著「ミチクサ先生」上下二巻は、あっという間に読了。面白い読書は楽しい。 午後より出勤。

◆3月2日(木)

 午後から出勤。旧知のT社会保険労務士が組合へ来訪、懇談。 痛風改善せず。もちろん禁酒。

テレビ:NHKクローズアップ現代「急増・心不全・がんに次ぐ死の病気」を観る。ぼくも寒い時に急ぎ足で駅に出向くときなど、胸に違和感、痛み等を感ずる場合がままある。医療の現場では、心不全パンデミックという厳しい状況にあるという。

◆3月1日(水)

 痛風痛み続く。気晴らしに駅前温泉(銭湯か)へでむく。痛風発症部分を温めすぎのせいか、痛みひどくなる。

 きょうから禁酒。 テレビ:Eテレ。100分で名著「いのちの初夜」北條民雄著、最終回。ハンセン病患者の北條、作家としての才能が惜しまれつつ早世。親族が遺骨の引き取りをこばむなか、鎌倉から東京の療養所にでむいた川端康成は、北條のご遺体にむきあったという。

テレビ,哲日記,読書,食事,黒島

6:30起床。気温0℃。

将棋王将戦、藤井聡太vs羽生善治、2勝2敗の好勝負。ネットで棋譜を確認しつつ、テレビでサンデーモーニング、大阪マラソン中継、読書:城山三郎「よみがえる力は、どこに」、ブランチを作って食す。城山著書は講演録をまとめたもので、78歳で国鉄総裁に就任した石田禮助のエピソードが面白い。国会議員に対して「国鉄の現状は、諸君にも責任がある」と言い放ち、勲章を拒否し、「粗にして野だが卑ではない」と面目躍如ぶりだ。

きょうは黒島牛まつりだ。この前、食事会で一緒の従妹AJ親子は、牛まつりにお出かけのこと。1等賞は牛一頭だ。当たったらおすそ分け期待。AJさんは医療従事者。コロナでたいへんな苦労をしたことでしょう。大いにエンジョイしてほしいものだ。

◆2月25日(土)曇

 午後、久しぶりに公園へ。河津桜が7分咲きか。ウォーキング。帰路、MK薬局にて歯ブラシ、お風呂用洗剤、食料品等の買い物。手袋の片方を失くしたことに気づく。入店の際にポケットに入れたはずだが、右手袋のみ落とした。レジの方に訊くも届け出無しという。

入浴後、A居酒屋にて夕食とは名ばかりの酒飲み。先日、客がぼくのダウンジャンパーをまちがえて着て帰ってしまったところ、同ジャンパーが戻ってきたとのこと。焼き菓子のお詫びの品とともに。ユニクロで求めた古びたものを間違えるなんて、なんともいやはやなり。

◆2月24日(金)雨

 午後から出勤、2時間後、都心へ向かう。S元官房副長官が主宰する勉強会へ。財務省幹部から「令和5年度税制改正について」との講話あり。家計金融資産の半分、1,080兆円が現預金なのでそれをNISAの拡充によって投資にふりむけさせるべくとの説明。諸外国にくらべ日本国民の投資活用がはるかに低く、一人当たり国民所得を向上させたいとの狙いを強調するも果たしていかが。 それよりも国民負担率が50%(昭和の時代は20%)に達しようとする重税感、圧迫感を除去してほしいものだ。

★2月23日(木)

 天皇誕生日。テレビでは令和初の一般参賀の様子が流れている。午後から出勤。帰路図書館へ寄る。新聞、週刊誌等をななめ読み。週刊朝日の下山治連載コラムのなかで、沢木耕太郎の石原慎太郎論が面白い、との記述が目にとまる。そして、その論述が載っている本は絶版につき古本を求める方がよいとのご託宣。さっそくアマゾンで検索すると文庫本で4,000円なり。やむなく図書館で借りることにする。酒代は惜しむなく使うのに本代はケチる、嘆かわしい。

いつものA居酒屋で夕食兼飲酒。帰りに、自分の上着を探すもない、同系統のダウンが掛かっているのみ。先客が間違えたので。その昔のお嬢さんの服を着るわけにもいかず、上着無しで帰宅。熱燗が効いたのか寒さ不感症なり。

★2月22日(水)

 久しぶりの駅前温泉へ。ジャグジーでふくらはぎと腰を噴射してマッサージ。サウナと温泉浴と、熟睡に効果大なり。

2023年2月20日テレビ,哲日記,映画鑑賞

7時起床。気温0℃。寒い。

テレビ:プレミアムカフェ(1)あの人に会いたい 立花隆(2021年)(2)思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む(2009年) NHKアーカイブス大好き人間・満島真之介の案内で、過去ふたつの番組を観る。満島は、若いころ自転車で全国縦断したこともあり、俳優として活躍する沖縄出身のナイスガイである。

がんの番組で印象的なシーンは、がん手術を専門とする医師が多数出席する学会の場で、立花隆は「皆さんと必ずしも意見を共有しないと思いますが、全然頑張るつもりのないがん患者です」と冒頭話す。そして、がんというものを、完全にコントロールすることができないことが十分に分かってきた、いま69歳なので残り時間は少ない、その残り時間を、あえてQOLを下げて数か月寿命を延ばすということは、ほとんどメリットはないと喝破する。

すごく寒く、前日の二日酔いを醒ますように駅前の温泉Uにて入浴。480円(300円はO市の補助・老人福祉?年間10回)この銭湯は、サウナ、ジャグジー等で汗を流し、運動不足解消もできることで気に入っている。

映画:「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」1988年12月、シリーズ40作、マドンナ三田佳子、相変わらず面白く良い映画だ。

テレビ,哲日記

7時30分起床。気温1度。

テレビ:100分で名著・北条民雄「いのちの初夜」NHKEテレ。⑴⑵を観る。テレビで読書する感じ。若き北条民雄がハンセン病に罹患し、東京の療養所での体験を描く私小説。これから放送の⑶⑷もしっかり鑑賞する予定。ハンセン病文学というジャンルがあることを初めて知った。しからば、『島を出る ハンセン病回復者・宮良正吉の旅路』(上江洲儀正著)も、同文学の金字塔のひとつに挙げなければなるまい。

テレビ:NHKbsプレミアム「(1)NHK映像ファイル あの人に会いたい 本田宗一郎(技術者)(2004年)(2)NHK映像ファイル あの人に会いたい 井深大(ソニー創設者)(2007年)(3)NHKスペシャル 我が友 本田宗一郎 ~井深大が語る “技術と格闘した男”~(1991年)世界のモータリゼーションに大きな足跡を残した本田技研創業者・本田宗一郎の人生を、盟友・井深大の談話を軸に、関係者の証言などから明らかにする。

NHKアーカイブに保管されている番組を紹介するもの。良い番組だ。きょうの深夜は、2021年4月に亡くなった立花隆が登場するようだ。録画しておこう。

久しぶりに公園にでかけ、ウォーキング。入浴後、夕食をかねて外出。深酒しないように誓って日記を閉じる。

テレビ,哲日記

8時起床。5度。暖かい朝。 日中はとても寒い!

テレビ:ずいぶん前に録画してあったNHKBS1スペシャル「ブレイブ 勇敢なるえん罪弁護士」を再度観た。無罪を勝ち取った裁判14件。今村核弁護士。ひとりの弁護士が無罪を勝ち取ることは1件あるかどうか。14件は尋常でない確率という。えん罪弁護は、報酬が少ない。時間もかかる。

先進国の裁判は、有罪か無罪かを確定するもの。日本の裁判は有罪を確認するだけ。有罪率99.9%。えん罪が含まれていることは想像に難くない。本来、裁判では検察側が有罪を立証し、立証できなければ無罪となる。しかし、我が国の裁判は弁護側が無罪を立証できなければ有罪となるのである。

ある教師は、痴漢を疑われ長期拘留され職を失う悲惨な目にあった。今村弁護士の懸命な弁護にもかかわらず、地裁では有罪となった。「被害者が右手で尻を触られたとの証言をくつがえして、左手で触った」との判決。高裁では、その1審判決を破棄し被告の無罪を勝ち取ったのである。

昨夜はいつもの居酒屋で夕食。当然一杯やる。日曜昼の「新婚さん いらっしゃい」のネタをマスター・ママさんへ披露。なんと70歳の新郎と71歳の新婦が登場したのである。するとママが、お父さん(ぼくのこと)にも酒飲み・話し相手を紹介しましょうか?と。ありがたくも、もう今さらというネガティブな心境のぼくであった。

テレビ,哲日記

7:00起床。 8:00朝食。 12:00昼食。 19:00夕食。

ニューヨーク株式大幅ダウン。 MLB:大谷選手、ノーヒット。 T子叔母より電話、お隣へ騒音を疑ったことを謝罪したにも関わらず、まだ聞こえるとか、納得いかない模様。神経過敏か?、解決まで道遠し。 昼寝。 散歩がてら図書館へ。 帰宅後、夕食。 KADOKAWA会長が贈賄で逮捕、老舗本屋・創業家の逮捕に唖然。 入浴。 読書・就寝。

テレビ:ちむどんどん。クローズアップ現代(録画:投資詐欺)。クローズアップ現代(日朝首脳交渉の舞代裏)、拉致された5名が帰国して20年が経過するも、残された方々の安否確認さえもままならない現状に暗澹たる思い。

テレビ,哲日記

7時起床。気温0℃。

2月4日(土) K区の親せき宅を訪問。病気見舞いが目的。これまで病気知らずの主人、多数の薬を毎日服用することに「まいった」とのこと。健康一番を痛感しているようす。ぼくたちにも気を付けるようにと仰せ。

2月3日(金) NHK総合「映像の世紀」をまとめて観る。1995~96年の再放送だ。20世紀が戦争の時代であったことが如実にわかる。映像をもって歴史をわかりやすく教えてくれる。良い番組である。

石垣島の友より新聞投稿記事が送られてきた。TC先生の首里城再建に関する具体的な提言だ。その博識ぶりに感嘆するし、素人にもわかりやすい論考もありがたい。推測だが、琉球新報の校正係の能力も寄与しているのではと思う。

テレビ,哲日記

テレビ 「立花隆思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む」NHK2009年制作を観る。立花は2021年4月に逝去。その後、NHKは「追悼 立花隆さん」として数本の番組を放送したので、それを録画しておいたもの。

自称勉強屋・立花隆は、膀胱がんにかかったのをきっかけに世界中を飛び回ってがんの取材に取り組む。そしてその結論は、①自分が生きているまでの間、人類ががんを克服することはないだろう。がんはしぶとく、生命そのものがはらんでいる「一つの避けられない運命」という側面をもっている。②すべてのがん患者は、がんという病気と人生の残り時間について折り合いをつけなければならない。いたずらにがんばって人生のQOLをさげることではない。③人間、死ぬまで生きる力を持っている。死ぬまでのちゃんと生きることこそ、がんを克服するということではないか。

立花隆が他界して2年。ぼくの周りにもがんに罹患したという知人友人がいるので、とても有意義な番組であった。

午後出勤。仕事も「ちゃんと生きる」ことの確かな営みであると思う。

テレビ,哲日記,黒島

テレビ NHKETV特集「沖縄の”眼”になった男~写真家・平良孝七とその時代~」を観た。本土復帰の前後を記録した写真家・平良孝七の遺したモノクロ写真を題材に沖縄の昔と今を考える番組。たびたび画面にでてくる少女の写真(多良間島)がよかった。彼女の「まなざし」に撃たれる思い。

突然わがふるさと黒島が画面に現われた時には、予期しなかったのでびっくりした。復帰の2年後に黒島に渡った平良がうつした写真。島ちゃび(離島苦)を物語る風景・人物のモノクロ写真の数々。そして現在の黒島がカラーで映し出され、ぼくの又従兄にあたるMJ元郵便局長(83歳)が登場して再びびっくり。

平良がカメラに収めた1974年のモノクロ黒島を懐かしく思う。そして、現在の豊かになったカラー黒島を嬉しく思う。新たな戦前の時代となって戦火にまみれることのないように祈るばかりだ

テレビ,哲日記,断酒

テレビ「羽鳥慎一モーニングショー」を観る。箱根駅伝のコーナーでは、瀬古利彦「マラソン、駅伝にど素人のあの方はどうしたの?」玉川徹のいないことを残念がるコメント。ぼくも、玉川毒舌、辛辣な意見を面白がっていたので早期復帰を願うばかり。

今日から図書館がオープン。出かけて新聞、週刊誌等を読む。そして、「ふたつの嘘・沖縄密約1972-2010」「地球の歩き方・ニューヨーク」を借りる。

夕食は自宅にて飲酒無し。

テレビ「見えた 何が 永遠が~立花隆 最後の旅 完全版~」NHKbs(01:51)大晦日に録画しておいたものを観る。NHK岡田ディレクターが17年の長きにわたり立花と係わり、番組をつくってきた関係から作成された番組。

2021年4月、立花は亡くなるが、猫ビルに残された10万冊以上の膨大な書籍は古本屋に売り払うこと、葬式、戒名いらない、遺骨は野菜ゴミと一緒に捨ててくれ、と生前強く言い渡していたとのこと。2007年、立花は膀胱がんを患うがその一部始終をカメラに収めるよう依頼するなど、生涯「勉強屋」を自任する立花隆の挽歌となった番組である。

「岩合光昭の世界ネコ歩き」NHKbs多摩編。多摩地域に住むことから興味半分で見る。よかった。

かくしてテレビ三昧の1日が終わる。おやすみなさい。