哲日記,読書,黒島

5時起床 6度。暖かい、高橋源一郎を読む。二度寝。8時再起床。

敬愛するTY兄さんの告別式は無事終え、本家として生花をお供えさせていただいたと兄から連絡あり。那覇在住の黒島の同級生YMさんもお通夜に参列され、「年明けのわずかな期間で、すでに5回葬儀に行った」ようだ。沖縄・八重山に暮らす人々にとって、冠婚葬祭の多さは、都会の片隅でひっそり生活しているぼくなんかとくらべ段違いに多いだろう。ご苦労察します。

車谷長吉著『世界一周恐怖航海記』読了。60歳にして初の外国旅行。妻であり詩人の高橋順子、おなじ詩人のお涼さん3人連れの旅。ふたりは40代後半に結婚した初婚どうし、順子さんが「結婚したら家を買ってね」とおねだり、長吉ガンバって都心に一戸建てをゲット。すると「こんどは船で世界一周旅行に連れて行ってね」と。あの頃、作家稼業は儲かったんですね。

2005年12月横浜出港~6年3月帰国の南半球周りの旅は、長吉一流の文章で読ませてくれる。一流の文章とは何ぞや。彼の場合は、自らの恥部を臆面もなくさらすことかな。「チリの軍港に上陸し街並みを順子さんと散歩していて、どうにも便意を我慢できず洋品店の前で糞した」(ホンマカイナ)と思える記述あり。

哲日記

5時起床、零下1度。 車谷長吉を読む。 途中2度寝。 8時再起床。

朝食を摂ったのち、3ヶ月定期検診のためまじめに歯科医へ行く。すると、左下奥歯に虫歯の兆候ありと医者が言うので治療をうける。痛くもないが、素直に従うぼくは馬鹿か、良い人か。3割でなく、国保2割負担と領収証(1,230円)にあった。 老人医療費増大に加担したくないので、健康に留意したいものだ。←ちょっと格好つけすぎか?

図書館へ。新聞コーナーは年寄り多し。首相補佐官のLGBT差別発言をすっぱぬいた、毎日新聞の続報を読んだ。オフレコ破りとはいえ、久しぶりの新聞の快挙とぼくは評価する。が、続報は岸田首相が更迭した旨伝えるにとどまり、差別許すまじの気概はうかがえない。

自宅にもどり、もやし、卵を入れたラーメンをつくり昼食。そして出勤。

テレビ,哲日記

7時起床。気温0℃。

2月4日(土) K区の親せき宅を訪問。病気見舞いが目的。これまで病気知らずの主人、多数の薬を毎日服用することに「まいった」とのこと。健康一番を痛感しているようす。ぼくたちにも気を付けるようにと仰せ。

2月3日(金) NHK総合「映像の世紀」をまとめて観る。1995~96年の再放送だ。20世紀が戦争の時代であったことが如実にわかる。映像をもって歴史をわかりやすく教えてくれる。良い番組である。

石垣島の友より新聞投稿記事が送られてきた。TC先生の首里城再建に関する具体的な提言だ。その博識ぶりに感嘆するし、素人にもわかりやすい論考もありがたい。推測だが、琉球新報の校正係の能力も寄与しているのではと思う。

エッセイ,哲日記,黒島

2月1日、八重山の兄より訃報の電話をもらった。沖縄本島で八重山古典民謡研究所を主宰する、また従兄弟のTY兄さんが亡くなられたとのこと。享年77歳というがそれは数え年で、満75歳はあまりの早世で残念至極である。

彼は八重山古典民謡はもとより、黒島の歌・三線の名手であることは誰しも認めるところである。沖縄県文化功労者表彰、沖縄県指定無形文化財保持者等、輝かしい活動と実績は身内のひとりとしても誇らしく思う。

20数年前、「黒島民謡工工四」を上梓されたときには、それらと最も縁遠いぼくにまで同書を贈っていただいたことがあった。「このような立派な本は、国立国会図書館で永久保存されるべきで、ぼくには猫に小判です。でもしばらくは手元において先輩の黒島愛・民謡愛をかみしめたいです」と礼状を送ったことを思い出す。

沖縄と東京では会う機会は少なかったが、「千代先生にはいつもむっぴられたさー(つねられた)」とぼくの母が黒島の教員をしているとき、叱られた思い出をなつかしそうに話してくれた。また、父が竹富町内の島々の風景を作詞した際には、それに曲をつけて楽しい歌に仕上げてくれた。ぼく達にはとても優しい兄貴分であった。

–沖縄は 八重山は 黒島は「宝」を失った– いささか気障だが弔電を送りご冥福を祈る。合掌

哲日記,断酒,食事

7時過ぎ起床。零下2度。

昨日、二中当時のガールフレンドから電話。MN駅近くで、親せきの子が沖縄・八重山料理店を開店したので、行きませんか?との案内。4~5名でミニ同窓会となるようだ。

昨日、60代のガール?フレンドから、O市駅のおでん屋で夕食いかがとのお誘い。焼き鳥、おでん、地酒の熱燗と満足の夕食となった。静岡名産のみかんを彼女からお土産にいただくも、店の支払いはぼく。いつぞやの昼食は彼女の奢りだったので、いたしかたない(笑)

自宅にもどる途中、フランス人の知人とばったり。そして近くの洋酒バーでともに一献。彼は母国から両親を日本観光にまねくなど、なかなかの親孝行者だ。いつぞや、両親と彼がワイン食堂で夕食中、ぼくがグラスワインを彼に差し入れると、母親がしぶい表情。息子の酒飲みを案じてのことだという。いずこの母親も同じなんだ。

哲日記

7時過ぎ起床。零下3度。

昨日は、K団地にひとり暮らしの知人の米寿祝いに出かけた。近くのスーパーで買った、刺身、いなり寿司、いちご、焼き芋を等を差し入れた。「刺身、いちごを食べるのは何年振りかしら」と大げさに喜ぶ。 この前、部屋で転んで救急車をお願いしたとのこと。

中部地方に住む長女からは、祝い金が送られてきたとのこと。人生で初めてというが、嬉しいそうで何よりだ。隣県の長男は、安否確認なのかどうか郵便受けに名刺を放り込んでいくだけで、顔は見せない! そんな話をぼくにしてくれるが、ちょうどテレビでは、全日本卓球選手権の早田ひな選手の活躍に夢中のぼく。 やはりお年寄りの介護には不向きかもしれない。 老々介護は無理からぬことなり。

2023年2月8日哲日記,断酒

朝7時起床 マイナス2度。

午後から出勤。夕方、新春旗開き。O委員長より、皆さんへ過分の紹介をいただく。古希の老人が皆さんのお役にたてるかどうか、老骨に鞭打って頑張る旨、大仰な挨拶に自ら恥じ入る。

帰途、小雪舞う、行きつけの居酒屋でひとり二次会。これがいけないだよな。

JT社よりツアー中止のメール届く「博物館・美術館めぐりとミュージカル観賞 アメリカ東海岸3都市周遊 6日間のご旅行ですが、ご予約の人数が最少催行人員に達しなかった為、催行中止とさせていただきました」

楽しみにしていた美術館巡り(ナショナルギャラリー、フィラデルフィア美術館、メトロポリタン)できず残念。いつぞやも名古屋、横浜、大阪の美術館で休館もしくは改築中のうきめにあった。絵心のなさが露呈してしまったのである。

哲日記,断酒,読書

朝7時起床。外気温マイナス6度。朝食。

午前、理髪店へ。おおむね25分程度でシルバー料金1,700円。現役時代は90分、4,000円の理髪店にお世話になっていたが、現在は料金の安さと時間の短さが気に入っている。

今日は午後から出勤。その前にFS駅前のカレー屋にてポークカレー(591円)を食す。久しぶりの外食はなかなか旨いね。

仕事を終え、帰りは図書館へ立ち寄り、新聞、週刊誌等を拾い読み。きょう発売の週刊文春、新潮も閲覧できる。最古の歴史がある週刊朝日の休刊(実質廃刊)が発表されたので、名残惜しく手にとる。文春・新潮は、いつも誰かが読んでいるが、朝日はその気になればいつでも読める。最盛期100万からひと桁台まで発行部数が激減しているのもむべなるかな、だな。

きょうは仕事をしたので、一杯やるべと行きつけの居酒屋Aをのぞくも休業。定休日外にもかかわらずだ。しかたなく、赤ワイン1本(437円)を買って自宅にて節酒飲み。1本飲み干すなく、半分強残す。

2023年1月26日メール,哲日記,映画鑑賞,黒島

朝5時、目覚め。外の気温は零下4度。北向きの窓ガラス、がっちり氷結して開かない! 10年ぶりの寒波襲来に東京は恐れおののいている。

池間島出身のKT元校長からメールが届く。ご自身が新聞に投稿された「海底送水あれから50年」が添付されていた。池間ー宮古間の海底送水が実現されるまで、同島における水の確保はたいへんな苦労であったことが縷々記されている。

ぼくの返信メール:「海底送水あれから50年」拝読しました。黒島における水苦労(雨水と潮辛井戸水を利用)を味わった身には実感を伴って読ませていただきました。海底送水の実現にこぎつけた先人の尽力に敬意を表し、「水と空気はタダ」の慢心を戒めたいと思います。 ←なんだか、ちょっとカッコつけすぎだなぁ(笑)

石垣島の友よりメール:表紙写真がときどき変わるのはいいですね。とくに島を離れた黒島人、八重山大好き大和人には嬉しいでしょう。今回の豊年祭写真は明るくて華やかでいいですね。 ←本ブログを読んでもらって、そのうえ褒めてもらえるとはうれしい限りだ。

図書館にて、新聞、週刊誌等をななめ読み。 しばらくご無沙汰の駅前温泉へ。寒い日にはいい湯だ。

夕食、自宅にてお酒無しでながら映画鑑賞。「舟を編む」2013年公開、日本アカデミー賞、NHKBS録画で観る。三浦しおん原作の本屋大賞。大渡海という辞書を編む奮闘物語、松田龍平、オダギリジョー、宮崎あおい。

数年前、石垣島のPA島料理屋で友人、従弟のTK社長と飲んだ時、「小説・舟を編む、面白かったさー」と感嘆する土木会社を経営する従弟。ぼくなんか、この小説も映画も無縁だったので「へーそうかい」と相づち。 そういえば、同席の友人は、「竹富方言辞典」を編纂して菊池寛賞を受賞したんだ! 辞書にまつわる記憶がよみがえった次第。

哲日記,黒島

表紙写真を横須賀のOTさんのご支援ご協力のもと、見事な黒島の豊年祭風景へと更新いたしました。

本ブログ読者(何名いらっしゃるかわかりませんが)には、この写真のおかげで楽しんで頂けることと思います。これで当面、ぼくの拙い文章などアップしなくても訪れる方には日々、満足いただけることでしょう。

OTさんには、こんごサーバー料金の値上げが必至のことから、より安いサーバーへのデータ移転をもお手伝いいただきました。感謝感謝です。