テレビ,哲日記,断酒,映画鑑賞,読書

まだまだ異常な咳き込みつづく。そのせいだろう、首の筋肉痛が加わる。クリニック行くかどうか、結句行かず。12月2日(土)の忘年会、断るべきか逡巡。もう少し経過をみてみよう。

テレビ・NHKスペシャル「立花隆さん追悼:最前線報告 サイボーグ技術が人類を変える」(2021年6月29日録画) 立花さんが2021年4月30日に他界されて以降、追悼番組がいくつか放送された。そのうちのひとつ。多くの発明によって社会は大きく変わったが、その間、人間に変化はなかった。しかし、脳とコンピューターを連携するサイボーグ技術によって、人間そのものが変化するようになった。その現状と将来の行く末を考察する。

膝の痛みは昨日からとれているので、今日も公園でウォーキング。お供はCDで伊集院静著『受け月』直木賞受賞作、朗読のうまさもあって1時間聴き入った。社会人野球の老監督の哀愁を描いた秀作。合掌。

ドラッグストアで買い物。店内は乾燥?かな、10分ほどして会計コーナーに行くといきなり咳き込みはじめた。発作のごとくだ。レジの女性、列の後ろの若者、不快な気持ちを抑えているような感じ、這う這うの体で店を出て帰路へ。その前のウォーキング60分間は咳ひとつなかったのにね、店内はそれだけ空気が汚れているのかな。

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まだ体調おもわしくない。ベッドで読書:佐野眞一著『唐牛伝』2016年小学館。図書館で借りた、60年安保のヒーロー、全学連委員長、楽しみながら読みつないでいこう。

図書館から借りた本は計3冊手元にある。向田邦子著『海苔と卵と朝めし』2018年河出書房。<向田邦子は突然あらわれてほとんど名人である>山本夏彦評。まったく同感、名人の文章読むと食欲増すので要注意。

永六輔著『老い方、六輔の。』2004年、飛鳥新社。むかし、TBSラジオの「土曜ワイド」永さんのおしゃべりを楽しみによく聴いてましたね。

睡眠がうまくいかないので、公園でしっかりウォーキングして、よき睡眠につなげようと思った。45分、すこし汗ばんだ。 帰宅後、入浴。夕食【禁酒】

映画「ブラック・レイン」1989年アメリカ。マイケル・ダグラス、高倉健、松田優作、若山富三郎、ガッツ石松。ニューヨーク市警のダグラス、殺人犯松田を移送するため日本へ、高倉と協力して日本やくざと対決するアクション・サスペンス映画。優作の不気味な演技サイコー。

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睡眠よくなかった。咳き込んで目覚めることしばし。やはり健康いちばんを痛感する。

午後出勤、昨年12月より非正規雇用(週3日)で前職場に勤務以来、11月末で雇用終了をむかえる。この1年間、責任ある仕事はほとんどなかったが、ストレスがそれなりにあった。賃金をもらって時間内拘束されることの不自由さ、「働くからこそ休まれる」(BIGIN)を実感してきた。のこり勤務2日は年休を充てるということで、まぁ、無事に勤務を終えることができてよかった。

映画「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎」第33作、1984年8月公開(bsテレ東録画)マドンナ:中原理恵(26歳)、ゲスト:渡瀬恒彦、佐藤B作。ロケ地:釧路、盛岡、根室。これまで2度ほど見たのであまり期待せず見たが、他作品に負けず劣らず秀作なり。ロケ地3か所とも、かつて旅先で目にした風景にうれしくなった。北海道での理恵の結婚式へ出席する寅さん、熊に襲われるシーンは、現在の熊騒動を予見したかのよう。

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今朝目覚めはよろし。きのうは寝付けなかったのでひと安心するも、風邪症状のこり、左ひざ痛みつづく。

読書:石井妙子著『女帝 小池百合子』読了。4人にひとりが落第するという、難解なカイロ大学の首席卒業は、「限りなく黒」という印象をぼくは持ったが、来夏の都知事選はどうなるか。~私は小池百合子という個人を恐ろしいとは思わない。だが、彼女に権力の階段を上らせた、日本社会の脆弱さを、陥穽を、心から恐ろしく思う~著者あとがき。

今に至るも、モーニングショウ―はじめ大手テレビ、新聞は本件に沈黙したまま。文庫版にあたって実名で証言した82歳の女性(エジプト遊学時、同居メンバー)と、著者の石井妙子さんにのみ任せっきりでよいのか。辛口コメンテーター玉川徹さんよ、奮起すべきではないか。

映画「カサブランカ」1942年アメリカ(NHKbs録画) ハンフリー・ボガード、イングリット・バーグマン。アカデミー賞作品賞他.NHKは名作を定期的に放送している。ぼくのメモによると2020年10月にも同映画を見ている。あらすじは覚えているつもりでも、今回見返してみて初めてみる感触で楽しめた。戦時下のラブロマンス物語。「大型新人のバーグマン(27)はものすごくきれい」と映画評論家の双葉十三郎評。まったく同感だ。

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テレビ「究極ガイド 2時間でまわる大英博物館」NHKEテレ)人類の至宝と呼ばれる世界最大の博物館、解説つきで、実際に現場で鑑賞、否、それ以上の感動を覚える感じでよかった。 「うまいッ!納豆奉行が追求する極上の味わい!納豆~茨城県~」NHK)1日1パック、食べる習慣のあるぼくにも有意義な番組。 

「クローズアップ現代 認知症行方不明者 1万8000人の衝撃」NHK)老齢にむかうぼくも他人事とは思えない。どうしましょう、という感じ。 「映像の世紀バタフライエフェクト イギリス王室の百年」NHK) あいかわらず、この百年余の歴史を映像でわかりやすく勉強になります。第1次大戦は、ビクトリア女王の孫による「従弟たちの戦争」と言われたそうな。 スケールはちがうが、わがふるさと会も従妹どうしの諍いから裁判沙汰に発展したようなものだ。

自宅で夕食【禁酒】 映画「ボエミアン・ラプソディ」2018年米・英国)NHK録画。イギリスのロックバンド・クイーンの伝記映画。ボーカルのフレディ・マーキュリーを中心に、メンバーや取り巻きとの交流・軋轢・別れ等をえがく。圧巻は大観衆のもとでの20分間にわたるパフォーマンス。LGBTのフレディ、エイズで死去(1991年、享年45歳)ロックいいな。 2019年1月、友人のO石S子さんと立川の映画館で鑑賞。こんどのテレビ画面でも十分満足。

2023年12月28日哲日記,断酒,読書

朝、読書:石井妙子著『女帝 小池百合子』 初っ端から面白い。きのう図書館へ返した小説・山崎豊子著『花のれん』もおもしろかったが、ノンフィクションにはかなわないかな。そういえば『我、拗ね者として生涯を閉ず』もノンフィクション、本田靖春は病気のため同書を最後まで仕上げることなく絶筆となるも、講談社の編集、校閲がすばらしいので読み応えのある本となったのであろう。

小池さんも、若いころは芦屋令嬢とよばれたかったのかな。エジプト大学首席卒業とともに、芦屋出身、芦屋令嬢とメディアがさかんに書いたが、生家跡を訪ねると線路脇の豪邸とは無縁のコインパーキングであったという。それにつけても、父親の傍若無人の人生すごいね。1969年総選挙、無謀にも立候補、おなじ選挙区(定数5)で土井たか子初当選(5位・7万票) 小池父、12名中10位の7千票余。

午後出勤、寒気がする、左ひざの痛みつづく。きょうは図書館お休み、買い物して帰宅。入浴、夕食【禁酒】

哲日記,映画鑑賞,読書,食事

午前、右下奥歯の治療、次回は抜歯しましょう。ぼく「巷では歯はできるだけ抜かないようにと言われているが?」 医師「その通りだが、レントゲンを見る限り、歯根が溶けてしまった状態のようなのでやむをえません」とのやりとり。

読書『我、拗ね者として生涯を閉ず』本田の読売社会部記者としての回想つづく。むかし手術用輸血は売(買)血でまかなっていて、山谷のニコヨン労働者たちが仕事にあぶれたときなどに、自分の血を売りにいくことが常態化していた。1960年代初め、本田は紙面で渾身の「黄色い血」キャンペーンを展開し、献血による輸血への道を切り開いていったのである。

みずから山谷のドヤに泊まり込んで、売(買)血を実体験し、肝炎の恐ろしさをつぶさに取材し、献血の必要性をアピール。厚生省の無能さを追及し、予算をつけない大蔵省の酷さを撃つ。結果、世界でもトップの献血国家となった。自ら肝がんを患うも、それを社会部記者であった「記念メダル」と位置付けた。記者魂ここにあり!

午後、イオン店舗でむき、遠近両用メガネを受け取る。ついでに、大型書店にて新刊本を主に物色。2冊の文庫本を買う。石井妙子著『女帝小池百合子』文春文庫1100円、沢木耕太郎著『旅のつばくろ』新潮文庫605円。

昼食「たぬきそば、シラス丼」セット料金950円。久しぶりの外食、うまかった。帰路、公園でウォーキング。その後、図書館で新聞、週刊誌等。自宅で夕食。 映画「誰がために鐘が鳴る」1943年アメリカ(NHKBS録画) 主演は、名優ゲイリー・クーパー、絶世の美女イングリット・バーグマン。3時間弱の長編につき途中の休憩時に切り上げベッドへ。

2023年11月15日テレビ,哲日記,断酒,読書

朝、読書『我、拗ね者として生涯を閉ず』本田靖春著 読売新聞社会部時代の思い出つづく。60年安保当時、渋谷南平台にある岸信介邸へデモ隊がおしかけ、本田も取材のため岸邸へ詰めていた。いまでは旧統一教会本部のあった場所で有名となったが、その高級住宅街にある岸邸の大家が俳優の高峰三枝子。そこで本田が電話で大騒動の感想「おたくの店子さん、評判がよろしくないようですが、大家さんのお気持ちをお聞かせいただけますか」と高峰にきいたところ、「ほんとうに困りますわね。早く出て行ってもらいたいわね」 ときの総理大臣に対する豪胆な物言い、あっ晴れですな。

夕方、ふたつ隣の青梅駅までウォーキング。お目当てのG嶺お休みとの張り紙。残念なり、戻りもウォーキング。ちょうど1万歩なり。よく運動したのでご褒美にAにて夕食。お客の居酒屋経営者のアベックと談笑で盛り上がる。

午後出勤。川崎のT子叔母、沖縄へ転居の手伝いで不動産屋さんとメール、電話でやりとり。重要事項説明をオンラインで行う場合も、立ち合いを求められる。御年79歳で夫を亡くし、身障者の息子とふたり暮らし、できるだけサポートをしていくつもり。

帰路、図書館へ。木枯らし1号か、風が冷たい。発売したばかりの『文芸春秋』をパラパラとめくる。帰宅後、夕食【禁酒】 録りためたテレビをみる。「新・日本のうた▽お千代さんよ永遠に!歌い継ぐ、島倉千代子名曲」(NHKBS) 「NHKスペシャル調査報道・新世紀File1中国経済失速の真相」 お千代さんの歌、いいね。

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朝は寒くなってきた。午前、図書館で新聞等。あすは都心へ出かけるので、電車で読む手軽な本『花のれん』山崎豊子著を借りる。奥付をみると1961年発行、2005年50刷改版、2017年75刷とあり超ロングセラーなんだね。

午後出勤。その前にうさぎの名前を冠した喫茶店で昼食。セット料金950円、チャーハンとコーヒーを頼む。冷凍チャーハンを戻した感じのお世辞にも美味いとは言い難し。溜池の名店「うさぎ家」の品格あふれる料理が恋しくなる。そういえば、横須賀のO野さんから~「うさぎ家」の植田さんにも、まだまだ料理人でいて欲しいです~とのメールを受け取ったばかりであった。

11月末で、ぼくの非正規雇用も終了するが、S書記長から「12月22日(金)、役員ふたりとも出張につき、組合事務所の留守対応してほしい」との依頼うける。まぁ、予定もないので承諾する。

帰路、ひとつ手前駅でおりてウォーキング。帰宅後入浴、いつの頃からかカラスの行水のような入浴から、湯舟に10~15分浸かるスタイルとなった。でもそれがいけない、のどが渇きビールがうまい、いつものAで夕食兼生ビールとなった次第、反省。

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朝読書『我、拗ね者として生涯を閉ず』本田靖春、600ページの大著。ベッドで寝転がって読むと、本の重さがずっしり。著者、闘病生活で入院中断を繰り返しながらの晩年の力作となった。絶筆となるまでの間の自分史である。享年71歳。

午前、歯科へ。歯垢掃除、右下奥歯の治療にあたってのレントゲン撮影。

歯科医院から日の出イオンへ車をまわす。メガネ購入のためJ店へ。老眼鏡と遠近両用を注文し、老眼鏡は1時間弱で受け取り、遠近両用は1週間後に出来上がるとのこと。充実した書店、シネコンもあり、時間つぶしの高齢者多し。

黒島ふるさと会の長老K久さんより電話。会幕引きの会長手紙を受け取っての感想第一声は「光ちゃん、文章うまいな」。あとは、60年続いた郷友会を閉じる寂しさがこみ上げるのか涙声になり、こちらも胸つまる。ひき続き忘年会など年1度くらいの交流は続けようとの提案、「賛成します」と応答。

図書館で新聞、週刊誌等。ウォーキングをへて、Aにて生ビール、早々に引き上げて自宅で入浴、納豆をつまみに一杯。 テレビ「映像の世紀 バタフライエフェクト 地球破壊~人類百年の罪と罰」 いまに至る環境破壊が政治と産業界の結託によるものであることが、如実にわかる。