1月28(日) 29(月)

2024年1月30日

朝、読了『大地の子(完)』山崎豊子著。主人公の陸一心(松本勝男)は、慈悲深い養父母のもと社会人として仕事に励み、中国共産党員としても出世する。その間、終戦時の1945年、旧満州で離散した5歳の妹あつ子を必死に探し求め続けた。そして再会を果たしたときには、強欲な養父母に家畜のようにこき使われ、夫からは毎夜夜伽を強要され、不幸極まりない哀れな人生、死病の床にある妹であった。

以下、有能な主人公は同僚の嫉妬をかい、共産党の査問をうけるなど苦労の連続、日中共同による製鉄所建設の過程で実父と相まみえるなど、ドラマチックな展開をおもしろく読ませてもらった。当時の中国での取材は難航を極めたが、胡耀邦総書記から「中国を美しく書かなくて結構、中国の欠点も暗い影も書いてよろしい、それが真実であるなら」との応援を受けて、この長編が完成をみたと著書はあとがきで述べる。

昼入浴。 図書館で新聞。 帰宅後、ABEMAで王将戦、藤井聡太3連勝。 テレビで大相撲観戦しつつA屋で一杯、勘定に持金足らず一部ツケ。

午前、衆院予算委テレビ傍聴。  映画「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」第40作、1988年12月公開(BSテレ東録画)。マドンナ三田佳子(当時47歳) 俵万智のベストセラー歌集『サラダ記念日』の短歌をちりばめつつ、信州の自然豊かな診療所の医師・真知子(三田)と寅さんの大人の恋。

昼入浴。 図書館、新聞、週刊文春、新潮等。 A屋で夕食、昨日のツケを含め7千円、ちょっと飲みすぎか。 帰宅、納豆、もずく、ワンカップ。 テレビにてニュース+YouTube視聴。 就寝。