2023年6月22日哲日記,大谷翔平,映画鑑賞,読書,黒島

◆6月16日(金)雨晴

午前、歯科医院へ。

録画しておいたMLB大谷翔平選手、二刀流で大活躍、ピッチャーとして6勝目、バッターとして決勝2ラン!

午後出勤。夕方から長年組合役員として貢献されたYMさんの、慰労会をかねた職場懇談会へよばれた。彼女は、ぼくの後任として組合初の女性委員長をつとめてくれた。図書カードを贈って労をねぎらった。お世話になりました。

◆6月17日(土)晴

朝、寝床で読書。

映画「ドリーム」2016年アメリカ(NHK総合録画) 素晴らしい映画であった。60年代初頭、宇宙衛星打ち上げ競争でソ連に後れをとったアメリカ。優秀な数学者である黒人女性3名がNASAの計算手としての活躍を描く。南部の黒人差別は、NASAでも例外でなく、トイレは別、少ない給料、昇進ままならず、ひどいありさま。

久しぶりにウォーキング。暑い。それを言い訳にA居酒屋へ。生ビールうまい。 すると、溜池うさぎ家の女将よりLINEあり。黒島のMHくんのご母堂逝去のお知らせ。黒島生まれのぼくたちより、黒島大好きで島の皆さんとお付き合いを重ねている、東京人たちの情報が早くて確実のようだ。 まぁ仕方ないかな。 

あすは4時起床。早めに寝よう。ベッドで読書。寝落ち23時の見込み。おやすみなさい。

テレビ,哲日記,映画鑑賞,読書,黒島

◆6月13日(火)雨

大谷翔平選手、大活躍。ホームラン2本、打点4、レンジャース戦勝利。

テレビ「ETV特集 ミッドウェー海戦 3,418人の命を悼む」NHK録画。澤地久枝さん渾身のノンフィクション『蒼海よ眠れ』にもとづき、戦死者の遺族を取材、澤地のインタビュー等を放送。『蒼海よ眠れ1』(1984年毎日新聞社)は、ぼくの手元にも残っていて、澤地はわざわざ黒島にわたり、戦死者のひとり空母加賀の乗組員・友知成喜機関兵のことも取材している。

澤地は同書のなかで黒島のことを活写! =翌朝、黒島へわたった。石垣島の川平湾も美しかったが、ここの海は、「人間の目が見たもっとも美しい海」と形容されるカリブ海よりもはるかに澄んで、絶妙の色を呈している、神の領域にわけいったような海であり、空だった=

◆6月14日(水)雨曇

公園で散歩、雨上がりのなか、水たまりを避けつつウォーキング30分。

図書館で新聞等。閲覧室で『わしの眼は十年先が見える 大原孫三郎の生涯』城山三郎著を借りる。近いうちに倉敷の大原美術館へ行く予定があるので、その創設者の伝記を読もうと思って。

図書館でY口さんに会う。熊本出身の、ぼくと同世代の飲み仲間。ワイン食堂で夕食をともにする。70男ふたり、よく飲むこと、あきれたね。

映画「男はつらいよ フーテンの寅」1970年1月第3作(BSテレ東録画) 渥美清 マドンナ:新珠三千代、ゲスト:香山美子 旅館の美人女将に惚れて、尽くしたのに、マドンナは医者に嫁ぐ、哀れ。倍賞千恵子が若くて美人だ。

◆6月15日(木)雨

大谷翔平選手、第21号ホームランかっとばすもチーム敗れる。

午後から出勤。帰宅後、夕食。飲酒無し! 

黒島在住のMAくんより電話。母校黒島小中学校130周年の記念行事を来年にひかえ、趣意書を関係者に送付したいので、郷友会の会員名簿を提供してくれませんか、とのこと。 ことしの豊年祭は8月13日開催との情報もあった。

入浴、読書、就寝。

哲日記,大谷翔平,断酒,読書

◆6月10日(土)曇

きょうは、ゴミ出し以外、外出なし。食事3食とも自宅にて自炊。

映画「バーニング・オーシャン」2017年、アメリカ(NHKbs録画)メキシコ湾での石油掘削施設火災、災害パニックの実話に基づく映画。事故、災害場面が冗長すぎる。教訓は、親会社の利益優先が災害をもたらすこと明白だ。

MLB大谷翔平選手、二刀流=投手の勝利ならずも、第17号ホームランふくめ3安打の活躍で勝利、エンゼルス5連勝。

◆6月11日(日)雨

大谷翔平選手、第18号ホームラン放つも試合完敗。

図書館より予約本「嫌われた監督」鈴木忠平著、準備できたとのこと。同書は定価1,900円。およそ1年前に予約した際、優に40人待ちの状態であった。ずいぶん人気あるんだね。それにしても、飲食にふんだんにお金使うのに、本は購入しない。我ながら呆れるね。 

◆6月12日(月)雨

きょうは出勤日。8月末をもって退職したい旨伝えた。すると、O委員長、S書記長から、健康面ならやむを得ないが、そうでなければ出勤日を減らしてもいいので続けてほしい、と慰留される。ちょっと嬉しい。

帰路、S井医院へ、インフルエンザが流行っているせいか混んでいる。痛風に関する前回の血液検査を示される。尿酸7.0、その前は8.3なので改善がみられる。酒飲みの指標γーGTPは32と、正常値は男70以下範囲内だ。

きょうは嬉しいことが続いたので、いつものA居酒屋にて夕食兼飲酒。これでは元の木阿弥なり。

メール

知人の共同通信OB記者のFNさんよりメール来信。

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6月9日は僕にとって、生涯忘れられない「国恥の日」になりそうだ。2週間前に仮放免になり品川の東京入管で更新の手続きに同行していた日系ペルー人、チネン・ニルトン君(39)が、僕の目の前(仕切りの向こう側で)再収容された!!それも、ちょうど国会参院本会議で改悪入管法が強行採決され、悪法成立の数分前の出来事だった。

祖母が沖縄の出身で母が日系人、群馬在住。チネン君は4月19日、収容中の東京入管職員に「制圧」で暴行を受けた。5月に面会した時は松葉づえで歩いていた。骨折が疑われたため、外部病院で検査した結果、幸い骨折はなかった。中耳炎の持病があり頭痛を繰り返し訴えて、膿が出ていた。仮放免中に群馬の病院に行って検査・治療を受け、診断書を入管にも持参、次回通院の予約もあったが、再収容だ。許せない!!

 一方、悪法成立によって、仲間たちと支援しているクルド難民、デニスさん(日本人の奥さんがいる)もスリランカ人のジャヤンタさんも、「難民申請中であっても送還可能」、帰国できない理由があろうと、無視されることが「合法」になった。殺される恐れが生じたのだ。

 そんなわけで、この2日間はダブルショックと、怒りでフェイスブックにも向かえなかったのです。

でも、今は、新たな闘いに向け心身を落ち着け、仲間たちと戦線を再点検中です。

日本中、世界中に日本の非道は知られるようになりました。SNSの威力は凄い(僕は苦手ですが)。入管法改悪反対の運動は全国で若者たち、市民、労働者たち、それに在日コリアンを含む在日外国人たちが立ち上がり、積極的に活動を始めてくれました。悪法の施行は「公布から1年以内」とされているそうです。

これ以上、死者を出すわけにはいかない、悪法を絶対に執行させない闘いに出発します!!!

 再収容された日の午後、チネン君と面会しました。かなり落ち込んでいました(というより、何でこんなひどいことをされているのか、分からない、混乱した表情でした)が、僕はプラスチックの窓越しに「必ず、この仇(かたき)は討つから、負けずに待っていてくれ!」と言いました。

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(ぼくからの返信メール)

沖縄の同胞・知念ニルトンさんの支援活動に敬意を表します。

不当な強制収容の怒りを共有し、早期解放を願うばかりです。

「国恥」という言葉に接し、世界中に日本の恥をさらす結果となった改悪入管法の成立がいかに馬鹿げたことか、よく理解できました。

何名の読者がいるかわかりませんが、ぼくもブログ「哲日記」でFNさんのメールを引用して、知念ニルトンさんの救援の輪が広がるように努力していきたいと思います。

2023年6月12日エッセイ,哲日記,,黒島

東京の奥座敷に暮らす身には、都心へ出かけるのも「ちいさな旅」といえなくもない。

◆6月8日(木)晴雨

国立新美術館へ。「ルーヴル美術館展 愛を描く」を鑑賞。宗教画の数々。ピカソのような抽象画でなく美しい絵は、素人のぼくにも楽しめた。入場料2,100円。こちらの建物は黒川紀章の設計、外観もすばらしい。

夕方、ホテルニューオータニで開かれた元衆議院議長「故横路孝弘さんを偲ぶ会」へ、組合中央本部の皆さんと参加させていただいた。むかし懐かしい秘書の方々のお顔も。長年のパートナー由美子夫人のお礼のあいさつが良かった。東大の同級生どうし、10代のころからの付き合いが亡くなるまで60年間、いつも優しかった、とのこと。合掌

その後、黒島病に罹った方が営む溜池の「うさぎ家」にて夕食。ことしも黒島牛まつりに出かけたそうな。祖父譲りの江戸っ子の主人が腕をふるう料理の数々、秋田美人の妻女とその姉様がお客担当、ほんとに美味しかった。池波正太郎のエッセイに出てくる名店そのものと言ってよいだろう。年内にまた行きたいな。

泊まりは、赤坂のカプセルホテル。インバウンドがふえたせいか、カプセルでも5,500円と高め。空調がうるさかったが、うさぎ家でいただいた銘酒請福のおかげで熟睡できた。

◆6月9日(金)雨曇

朝食は、ホテルで支給された赤坂見附駅まえのファミレスで、久しぶりのトーストと目玉焼き朝定食。最近の店は、新聞を置いてないようだ。 その後、地下鉄銀座線で上野へ。

東京都美術館 フランスの画家マティス(1954年没)の日本では20年ぶりの「マティス展」を観た。入場料2,200円のところ1,500円(65歳以上割引) 高名な画家であるが、ぼくなんか絵心のないものには今一つわからない。が、平日にもかかわらず多くの人々が熱心に鑑賞していた。

となりの会場では大翔会(一般、プロ問わず多くの画家が出展)の展示。無料なのでそこへ、みごとな作品をいくつか鑑賞できた。どうもぼくの好みは写実主義?、しっかり、はっきり、くっきりした絵が好みのようかも。でも、時間が経つにつれて、脳裏にうかぶのはマティスの絵画の数々。なにか良いものがあるんでしょうね。

二日にわたって美術館めぐり、フランスに暮らす畏友・与座英信画伯のことを思い出す。四半世紀前に横浜で開催された彼の個展へ、同窓会をかねて皆で出かけたことがあった。そのとき、付き合いで彼の力作を購入した。が、その絵も手元にはない。わかれた妻が売り払ったかもしれない。今では数十倍に値がついているんじゃないだろうか。絵心のなさを露呈したカネ勘定とは情けない。

上野から池袋へ出て、駅ビル西武側の三省堂書店へ。新刊を中心にながめる。東武側のレストランでおそい昼食。その後、新しくできた東京メトロ・副都心新宿線にて渋谷経由田町へ。恒例の勉強会、きょうの講師は検察出身のリベラル弁護士。目から鱗のエピソードに感銘をうけた。

およそ90分かけて電車で帰宅。さすがに疲れたので入浴して就寝。ひさしぶりの禁酒。

テレビ,哲日記,大谷翔平,映画鑑賞,読書

◆6月5日(月)晴

午後出勤

ベトナムでの棋聖戦、藤井聡太棋士、佐々木七段に先勝

MLBオールスターファン投票で、大谷翔平選手、へ5票投票。吉田正尚、鈴木誠也両選手へも投票。

◆6月6日(火)曇晴

ベッドで読書。

S歯科へ。両奥歯の痛み、レントゲンの結果では、明確にわからないようだ。ぐらついているとの見立て。前歯についても相談。入れ歯でなくしっかりしたものにしたい、との要望を聞いてくれる。

◆6月7日(水)晴

午前5時、ベッドで読書。 テレビ:100分de名著「ショック・ドクトリン」ナオミ・クライン著、堤未果さんの解説は秀逸だね。

MLB大谷翔平選手、第16号ホームラン。対カブス戦。鈴木誠也選手の頭上を越すライナー。お見事。

映画「心の旅」1991年アメリカ、NHKbs録画。ハリソン・フォード。ニューヨークの有能な弁護士が、家庭も顧みず仕事三昧の末、強盗の銃撃に遭い瀕死の重傷を負う。いろいろあって、弁護士をやめて家庭の幸せをとりもどしハッピーエンド。このストーリ、どこかで見たような記憶があるが果たして???

テレビ,哲日記,大谷翔平,断酒,映画鑑賞,落語,読書

◆6月1日(木)晴

大谷翔平選手、前日につづき2本のホームラン、14、15号。藤井聡太棋士、名人戦で渡辺明名人をくだし、4勝1敗で最年少名人位を獲得。

二重のめでたさにまけて、いつものA居酒屋で祝杯。つい飲みすぎたせいか、早朝目覚めると、なんと水道の水が出し放しだった。くわばらくわばらなり。水道代が気になる。

怖い話しを思い出した。10年前に、オーストラリアのシドニーのホテルで泊まったとき。翌朝、目覚めるとバスルームでお湯の流れる音がするので、のぞくと湯船からあふれたお湯がバスルーム全体に溜まっているではないか。ベッドルームまであふれ出したとすれば、大変なペナルティーを課されるところだった。くわばらくわばら!

◆6月2日(金)雨

午後から出勤。雨つづく。たいした仕事をしていないのに、ストレスらしきものを感ずる。それを言い訳に、A居酒屋で夕食兼お酒をいただく。

帰宅後、映画「続・男はつらいよ」第2作、渥美清、倍賞千恵子、マドンナ佐藤オリエ。1969年11月公開、BSテレ東録画。恩師の娘に惚れるも、医者に嫁がれ失恋。渥美清41歳の作。

昨夜の失敗を教訓に、水道の出し放し、ガスの元栓、戸締りを確認して就寝。

◆6月3日(土)雨晴

午前、大谷翔平選手二刀流で出場するも、2ホームランを被弾し敗北。

午後、公園でウォーキングしつつウォークマンで落語「文七元結」を聞く。およそ1時間超、古今亭志ん朝の人情噺におもわず涙がでそうとなり困った。マクラで「名人なんてめったにいるもんじゃない」と、志ん朝おっしゃっておられたが志ん朝こそ名人だ! 

帰宅後、入浴。A居酒屋にて夕食兼飲酒。これで4日連続だ。気を付けよう。

◆6月4日(日)晴

午前5時、ベッドで読書「兜町(シマ)の男」

大谷翔平選手、5打数4安打2打点、あわやサイクルヒットと思いきや達成ならず(今季3度目)。エンゼルス3連敗だ。

テレビ「ETV特集 赤い靴を履いて~有吉佐和子の問いかけ~」(NHK)恍惚の人、複合汚染等の書物を通して、彼女の生き様を追ったドキュメンタリー。島田琢郎代議士の国会質問シーンが画面に現れてビックリ。ぼくの尊敬する方が秘書を勤めていらしたのでね。

「ザ・ノンフィクション 私は何者なのかーすべての記憶を失った男~」(フジテレビ) 怖くて面白かった。記憶を失う程の出来事を知りたい、知りたくない、葛藤のうちに警察に指紋が残されていて、あとはネタバレになるのでカット(笑)

エッセイ,,黒島

(むかし所属する労働組合の関係でオーストラリアへ視察旅行の機会があり、以下はその旅行記)

2012年11月16日衆議院が解散となって数日後、連合東京S事務局長から電話をいただいた。用件は、「衆議院選挙のため東京を離れられなくなった。代わってオーストラリアへ行ってもらえないか」というものである。

ぼくも多摩地域の一部で選挙に取り組む立場にあるのだが、連合東京事務局長の選挙におよぼす影響がぼくのそれよりもはるかに大きいことを理解し、「業務命令であれば仕方がない(笑)」と、引き受けた次第である。

12月5日、成田空港を離陸した15名はエコノミークラス(ビジネスクラスと誤解している向きがあるので敢えて記す)にて、長いフライトののちシドニーへと到着した。ぼくにとって初の南半球への旅であり、以下、見聞したことを感じたままに述べさせていただくとしよう。

ある考古学者のコラムで「オーストラリアの歴史書は、何万年も前からアポリジが住んでいたのにその記述はたかだか数ページ、あとは200年かそこらの白人のことを記した本ばかりで・・云々」(日経夕刊2012.12.27)という趣旨の記事を読んだ。それはその通りだろうが、ぼくにとってのオーストラリアは、その200年さえもまともに知らない、見聞きするものすべてが目からウロコのものばかりといっても過言でなかった。

その1つが、オーストラリアは宗主国イギリスが囚人を送り込んでできた国である、というガイドの説明であった。「今の国民は囚人の子孫?」とつい愚問を発したところ、「その通り。ただし1972年に白豪主義が撤廃されてからは、多民族の移民が増え、また自然増(出生率)も大幅に増えているので、それらが2200万人の人口構成の大分を占めている。囚人云々は過去のこと」とのこと。

その2つが、政権と働く者との関係だ。オーストラリアでは保守連合から労働党へ政権交代して6年目となる。労働党政権のもとで制定された「フェアワーク法」によって、労働者の保護が著しく強化されたという。

ひるがえってわが国でも、民主党政権が誕生しての3年間で「労働法制に関するマニフェストはすべて実現されている」(連合会長)との評価もあるほどだが、今般の総選挙で安倍政権へと替わり、労働組合としては今後の行く末が案じられるところだ。

 視察のバスのなかで、男性ガイドがオーストラリアにおける夫婦の力関係をおもしろく披露してくれた。「こちらの女性は強い。夫が会社で残業を命じられると、奥さんが社長に電話して早く帰すように要求。その結果、定時に夫は帰宅することになるが、気の毒なことに帰宅後、掃除・洗濯・炊事まで夫がこなす。これがこの国では普通のことだ」ということらしい。労働者の権利保護に加えて、女性の権利意識も非常に高いものがあるようだ。

 また、オーストラリアは、先進国中ではめずらしく投票を棄権すると罰金=20豪ドルを科せられるという、投票義務国ということも知らなかったことのひとつだ。

 3つ目は、オーストラリアでは米を100万トン生産(わが国は500万トン)し、その米から日本酒を製造していることにも感心させられた。酒造所で試飲にあずかったが、その味といい、「豪酒」というネーミングといい、とてもウマイと思った。酒造所周辺は自然豊かなところで、その正門を起点に数百キロ?におよぶ遊歩道や、その名も「ベルバード」と呼ぶ、可愛らしい鳥のさえずりがたえまなく聴こえ、とても心地よかったのは、試飲のお酒のせいばかりではなかったはずだ。

 オーストラリア最後の晩餐は、シドニーの日本食堂「だるま」であった。お互い旅の印象を語り合いながらの楽しい夕べとなった。目を引いたのは、店の周りいっぱいに吊るされたオリオンビールの飾り提灯である。ぼくの出身地・沖縄の名産「オリオンビール」が、遠く離れたシドニーの地で何故に飾られているのか、ウェイトレスに訊ねたが、料理運びに忙しいのか、回答を聞きそびれたのが今となっては残念だ。

400万人の人口を擁する大都市・シドニー、30万人の首都・キャンベル、この両都市を視察させて頂いたが、資源豊かな国・オーストラリアが、今後いっそう飛躍的な発展を遂げるのではないだろうかと思った。(了)

追記:シドニーからバスにてキャンベルに向かった。びっくりしたのは、広大な牧場だ。バスが2時間走っても両側の牧場の柵がとぎれなかった。地平線をのぞむような広い土地で、豪州牛が大量生産されると、わが黒島の肉牛生産大丈夫か、と心配が頭をよぎったことを思い出した。

哲日記,大谷翔平,断酒,読書,食事

午前、HO整形外科医院へ、痛風の件で受診。この1カ月間、痛風の原因である尿酸をさげる薬を飲んだ結果について、説明した。ぼくの説明「2週間前にいちど発作がおきた。痛み止めを飲むと2日で収まった」 医師は「痛風薬をのむとまま発症することがある。痛み止めで対応し、痛風薬は飲み続けてよい。向こう1月分の薬を出すので、その時再検査をし、その後の薬の量、副作用等の判断をしたい」との仰せ。

午後、池波正太郎のエッセイを読むと、健康法として毎日1時間散歩するとのこと。ぼくも真似して1時間ほど歩くと、1万歩を超えていた。午前の病院帰りに公園で散歩したのと合算したうえでのことだが、、、、

きょうは大谷翔平選手、13号ホームランを放ったので、久しぶりにイタリアンで夕食とワイン5杯。足りないので、安売りスーパでワンカップ大関を求め自宅で飲ませて頂きました。 おやすみなさい。

テレビ,哲日記,映画鑑賞,読書,食事

◆5月29日(月)曇雨

午後から図書館へ。週刊文春で、翔太郎総理秘書官と親族の忘年会を扱った記事を読んだ。総理公邸での悪ハシャギぶりを伝えるものだが、モノクロ写真で小さく、やはりテレビやネットでの派手なカラー写真とではインパクトが違うようだ。アメリカの大統領首席補佐官に相当するはずの翔太郎秘書官、その任にあらず! しかも、不祥事のせいで更迭のはずだが、ちゃっかり辞職日を3日後の6月1日とし、ボーナスを満額もらおうとするセコさもずるい!

AERA誌の書評欄では、森永卓郎さんが経済小説の大家として城山三郎、高杉良、清水一行をあげ、その清水と日本経済の80年をノンフィクションとしてまとめた『兜町(しま)の男』黒木亮著を紹介。 がぜん、清水一行に興味がわいて、図書館の書架で彼の著書をさがすも見当たらなかった。

自宅で夕食。禁酒。入浴。就寝。

◆5月30日(火)曇晴

久しぶりに立川へ出て映画を観た。午前10時の映画祭と称してむかしの名画を映す企画。「マルサの女」伊丹十三監督、宮本信子、山崎努他。1988年の日本アカデミー作品賞はじめ主要部門を独占。伊丹十三が名監督であることを再確認。石垣島の1歳上の大地康雄さんの渋い演技にも拍手。

いつものようにジュンク堂書店に立ち寄る。きのう図書館にもなかった、清水一行の本をさがすも文庫本ふくめ見当たらず。城山三郎をしのぐ著書数というが、ほぼ絶版となったのか。森永卓郎の書評『兜町(しま)の男』が新刊としてあったので購入(2,200円)

帰りに、陳建一麻婆豆腐店で遅めの昼食、久しぶりの辛さに満足(1,250円) 帰宅。入浴、飯を炊いて軽めの夕食。禁酒。

テレビ「映像の世紀バタフライエフェクト ベトナム戦争 マクナマラの誤謬」 世界最強のアメリカを敗北に導いた天才の物語。この種の輩が、今なおこの世界に存する不幸!