哲日記

7時過ぎ起床。零下3度。

昨日は、K団地にひとり暮らしの知人の米寿祝いに出かけた。近くのスーパーで買った、刺身、いなり寿司、いちご、焼き芋を等を差し入れた。「刺身、いちごを食べるのは何年振りかしら」と大げさに喜ぶ。 この前、部屋で転んで救急車をお願いしたとのこと。

中部地方に住む長女からは、祝い金が送られてきたとのこと。人生で初めてというが、嬉しいそうで何よりだ。隣県の長男は、安否確認なのかどうか郵便受けに名刺を放り込んでいくだけで、顔は見せない! そんな話をぼくにしてくれるが、ちょうどテレビでは、全日本卓球選手権の早田ひな選手の活躍に夢中のぼく。 やはりお年寄りの介護には不向きかもしれない。 老々介護は無理からぬことなり。

2023年2月8日哲日記,断酒

朝7時起床 マイナス2度。

午後から出勤。夕方、新春旗開き。O委員長より、皆さんへ過分の紹介をいただく。古希の老人が皆さんのお役にたてるかどうか、老骨に鞭打って頑張る旨、大仰な挨拶に自ら恥じ入る。

帰途、小雪舞う、行きつけの居酒屋でひとり二次会。これがいけないだよな。

JT社よりツアー中止のメール届く「博物館・美術館めぐりとミュージカル観賞 アメリカ東海岸3都市周遊 6日間のご旅行ですが、ご予約の人数が最少催行人員に達しなかった為、催行中止とさせていただきました」

楽しみにしていた美術館巡り(ナショナルギャラリー、フィラデルフィア美術館、メトロポリタン)できず残念。いつぞやも名古屋、横浜、大阪の美術館で休館もしくは改築中のうきめにあった。絵心のなさが露呈してしまったのである。

哲日記,断酒,読書

朝7時起床。外気温マイナス6度。朝食。

午前、理髪店へ。おおむね25分程度でシルバー料金1,700円。現役時代は90分、4,000円の理髪店にお世話になっていたが、現在は料金の安さと時間の短さが気に入っている。

今日は午後から出勤。その前にFS駅前のカレー屋にてポークカレー(591円)を食す。久しぶりの外食はなかなか旨いね。

仕事を終え、帰りは図書館へ立ち寄り、新聞、週刊誌等を拾い読み。きょう発売の週刊文春、新潮も閲覧できる。最古の歴史がある週刊朝日の休刊(実質廃刊)が発表されたので、名残惜しく手にとる。文春・新潮は、いつも誰かが読んでいるが、朝日はその気になればいつでも読める。最盛期100万からひと桁台まで発行部数が激減しているのもむべなるかな、だな。

きょうは仕事をしたので、一杯やるべと行きつけの居酒屋Aをのぞくも休業。定休日外にもかかわらずだ。しかたなく、赤ワイン1本(437円)を買って自宅にて節酒飲み。1本飲み干すなく、半分強残す。

2023年1月26日メール,哲日記,映画鑑賞,黒島

朝5時、目覚め。外の気温は零下4度。北向きの窓ガラス、がっちり氷結して開かない! 10年ぶりの寒波襲来に東京は恐れおののいている。

池間島出身のKT元校長からメールが届く。ご自身が新聞に投稿された「海底送水あれから50年」が添付されていた。池間ー宮古間の海底送水が実現されるまで、同島における水の確保はたいへんな苦労であったことが縷々記されている。

ぼくの返信メール:「海底送水あれから50年」拝読しました。黒島における水苦労(雨水と潮辛井戸水を利用)を味わった身には実感を伴って読ませていただきました。海底送水の実現にこぎつけた先人の尽力に敬意を表し、「水と空気はタダ」の慢心を戒めたいと思います。 ←なんだか、ちょっとカッコつけすぎだなぁ(笑)

石垣島の友よりメール:表紙写真がときどき変わるのはいいですね。とくに島を離れた黒島人、八重山大好き大和人には嬉しいでしょう。今回の豊年祭写真は明るくて華やかでいいですね。 ←本ブログを読んでもらって、そのうえ褒めてもらえるとはうれしい限りだ。

図書館にて、新聞、週刊誌等をななめ読み。 しばらくご無沙汰の駅前温泉へ。寒い日にはいい湯だ。

夕食、自宅にてお酒無しでながら映画鑑賞。「舟を編む」2013年公開、日本アカデミー賞、NHKBS録画で観る。三浦しおん原作の本屋大賞。大渡海という辞書を編む奮闘物語、松田龍平、オダギリジョー、宮崎あおい。

数年前、石垣島のPA島料理屋で友人、従弟のTK社長と飲んだ時、「小説・舟を編む、面白かったさー」と感嘆する土木会社を経営する従弟。ぼくなんか、この小説も映画も無縁だったので「へーそうかい」と相づち。 そういえば、同席の友人は、「竹富方言辞典」を編纂して菊池寛賞を受賞したんだ! 辞書にまつわる記憶がよみがえった次第。

哲日記,黒島

表紙写真を横須賀のOTさんのご支援ご協力のもと、見事な黒島の豊年祭風景へと更新いたしました。

本ブログ読者(何名いらっしゃるかわかりませんが)には、この写真のおかげで楽しんで頂けることと思います。これで当面、ぼくの拙い文章などアップしなくても訪れる方には日々、満足いただけることでしょう。

OTさんには、こんごサーバー料金の値上げが必至のことから、より安いサーバーへのデータ移転をもお手伝いいただきました。感謝感謝です。

エッセイ,哲日記

石垣島の友人UYさんからメールが送られてきた。添付されてあったのは、尊敬するTC先生の新聞投稿である。

その趣旨は、杖をつく高齢者になると、坂本九「上を向いて歩こう」ではなく、下を見て注意深く歩こう。転倒防止こそ寝たきりを防ぐうえで大切だ。宮沢賢治「雨にも負けず、風に負けず、雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を」の精神で、できるだけ健康寿命を保ちたい。

そして、なによりも高齢者は、石垣市立図書館を大いに活用して学び、今日一日を大事に生きていこう!先生よりぼくは20歳弱年少だが、ハッパをかけられた気分となり、日々を大事に有意義に過ごしていこうと、粛然たる気持ちになった。遠く八重山に向かって感謝の合掌をした次第である。

宮沢賢治にかかわるエピソード思い出した。政党機関紙の記事である。

ある年の参院選挙に立候補した神奈川選挙区千葉景子さんの選対事務所へ、近くの横浜馬車道にある寿司屋の女将さんがお寿司の差し入れをよくしてくれたそうな。その女将さん、写真で見るととてもきれいな方で、実は晩年の荒畑寒村の世話役を瀬戸内寂聴から依頼されてこころよく引き受けたとのこと。

そして、寒村宅を訪問する初日、褒めてもらおうと「共産党宣言」を持参したところ、寒村「そんなもん読むより、宮沢賢治をよんでごらん」と諭された。ウン、いい話だ。

哲日記,黒島

当ブログに友人から感想が寄せられた。

「哲日記」拝見。「沖縄―八重山航路 転落事故の顛末」。臨場感があってよかった。

「何か足を突っつく感じ、あるいは足を伸ばせば海底に着く感じ、いろいろな感情が頭をよぎった。疲労が積み重なってきた。何かつかまる物はないか、浮遊物はないか、そのようなことも疲労が増すにつれて感じた。深夜の転落事故であるが、夜の海は8月初旬ということもあってか寒さは感じなかった。陽があがって夏の強烈な暑さも感じない。空腹感、のどの渇きも感じない。鈍感なのか、死の恐怖、サメに襲われる身震いする怖さも感じない。漆黒の闇の中でも、幽霊の幻想もなかった。冷静なのか、定かではない。」

やはり本人じゃないと書けないリアリティがあって、息をつめて読みました。

ぼくからの返信。

ぼくの拙いブログを読んでもらって、そのうえ感想までいただき初のファンレターと勝手に受け止め感激しつつ、恐縮しております。ブログはいちど公開しても、誤字脱字等すぐ書き直しできるところ凄いですね。

最近読んだ「君のいた時間 大人の流儀」伊集院静著の冒頭に「この文章は、今回の本の前書きだが、これでもう十回以上書き直している」と記している。

へぇーと思いました。このベストセラー作家にしてそうなのか。ぼくなんか、少なくとも50回以上、読み直し書き直しする必要あるのでは!と思いました(笑)

いちおう謙遜を装いつつ、大作家と自らを比べるなんて・・・・図々しいにも程がある。

沖縄に暮らす黒島の同級生(女生徒)からは「行動記からお人柄が感じられます。ステキです。うれしいです」

東京の同級生(女生徒)からは「てっちゃんの日記読んだよ。面白いね。禁酒がんばってね」

何だか青春時代に戻った感じで、超気持いい! 男子からはウンともスントありませんです!

テレビ,哲日記

テレビ 「立花隆思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む」NHK2009年制作を観る。立花は2021年4月に逝去。その後、NHKは「追悼 立花隆さん」として数本の番組を放送したので、それを録画しておいたもの。

自称勉強屋・立花隆は、膀胱がんにかかったのをきっかけに世界中を飛び回ってがんの取材に取り組む。そしてその結論は、①自分が生きているまでの間、人類ががんを克服することはないだろう。がんはしぶとく、生命そのものがはらんでいる「一つの避けられない運命」という側面をもっている。②すべてのがん患者は、がんという病気と人生の残り時間について折り合いをつけなければならない。いたずらにがんばって人生のQOLをさげることではない。③人間、死ぬまで生きる力を持っている。死ぬまでのちゃんと生きることこそ、がんを克服するということではないか。

立花隆が他界して2年。ぼくの周りにもがんに罹患したという知人友人がいるので、とても有意義な番組であった。

午後出勤。仕事も「ちゃんと生きる」ことの確かな営みであると思う。

哲日記,断酒,黒島

年賀状の返信届く。横浜の朗らか美人のUM姉さん。「年賀状ありがとう。哲ちゃんが古希なんて???千代先生がびっくりしているでしょう。すぐ折れる断酒なんてナンセンス。酒は百薬の長というから上手につき合えばいいと思うよ。まだ就職できるなんて幸せですね。健康第一でお励みなさいね」 千代先生とはぼくの亡母のこと。黒島校での教え子なんですね。 断酒ナンセンス! いいですね。慈母のようなUMさんに言われると「節酒」くらいにしとくかなぁ(笑) 

那覇のMIさん。「昨秋ガンの大手術した。11月にはコロナ感染」 大変でしたね。最近はガンのこと、カミングアウトなんて気張ることなく普通に公表するんだ。くれぐれもお大事にしてください。

黒島の同級生のMAくん。「毎年の如く早々の年賀状ありがとう」とそっけない添え書き。ぼくより2歳年長の那覇のNM姉さんからは「11月石垣島での生年祝いに参加し、久しぶりに黒島にも足を延ばしてMA君にも会えました。彼も千葉と黒島の往復でたいへんなようです」との添え書き。千葉=神奈川の誤りと思うが、黒島の母親の介護と牛飼いのための単身赴任なので、本当に大変なことだ。頭がさがります。

警視庁SP・OBのSさん、「裁判所の強制執行立会人をやってます。やりがいのある仕事です」との添え書き。皆それぞれの立場でがんばってますね。

大分のKJ先輩。「賀状ありがとう。ブログを読ませていただきました。ブログもいいね。遠くなっていた哲ちゃんが近くにいるように感じられました。今年もよろしく」 年賀状終いをしているにもかかわらず、こちらが一方的に年賀状を送っていることにメールでわざわざ返信。感謝です。

哲日記,読書,黒島

昨夜、石垣島のTC先生より電話。年賀状もらった人へ返信代わりに電話しているとのこと。泡盛を晩酌に1~2合召し上がる酒豪で、平成天皇より1歳年少にかかわらず元気そのものだ。

TC先生「黒島出身のOMさん、ぼくの碁敵だが最近連絡がとれなくなった。どうも施設に入所されて付き合いもしなくなったようだ」とのこと。OMさんは、若いころ日本一周自転車の旅を成し遂げた屈強な先輩だ。東京板橋から東北、北海道、日本海側をへて九州、沖縄から八重山、黒島まで足を延ばしたというから脅く。帰路は九州、四国、東海、東京とあっぱれな旅である。関東でのわがふるさと会へも参加していただいたが、老人ホーム?への入所とは、寄る年波には勝てないのか。

TC先生「キミの同級生のUYさん、最近、彼の講演を2度聴いた。『島を出る』宮良正吉さんのハンセン病に関する本のこと、Y書店主催の経営セミナー?に関する講演、彼は文才のみならず経営手腕もあるんだねー」と。 それに引き換えお前さんは、と説教がはじまるところだがなかった。酔いが足りなかったかもしれない。

1月9日(月)晴

朝4時、目が覚めたので読書。「ふたつの嘘」諸永裕司著 講談社。図書館借り。沖縄復帰前後の密約をテーマに、その後の裁判経過をたどりつつ、ふたりの女性(西山太吉妻・啓子さん。小町谷育子弁護士)の辛抱と魅力と活躍を描く。ふたつの嘘とは、1970年代の過去の嘘と2000年代の現在の嘘をさす。最近も、沖縄核持ち込みの密約が表面化したが、沖縄返還の闇はまだまだ深い。

成人の日。午後から出勤。出かけにガールフレンドから電話があったので、すこし遅刻。