2023年3月9日テレビ,哲日記,読書

暖かい朝を迎える。右手首の関節、痛みつづく。痛み止めはここ3日ほど服用せず。が、スマホ、パソコンのマウス扱いは右手なので痛みをこらえつつ行っているありさま。こんごの痛風治療、本格的に取り組んでみようかな。

確定申告をする。どういうわけかパソコンでうまくいかず、画面が小さいスマホで行う羽目に。昨年は給与収入無、年金のみであるが試算結果は、追加1万円余りの納税となる。寄付金控除では、ふるさと納税は行わず、アフガン、ウクライナ難民支援のための国連〇〇協会へのみ。母校学校図書館へのカンパは匿名を自ら希望しているので証明書をもらえるわけもなし、そういう意図もなし。泉明石市長が怒る国民負担率50%弱の酷税感を実感す。

夕食をとりながらWBC強化試合、vsオリックス戦をプライムビデオで観る。地上波ではやっておらず、amazonプライムに加入すると、そのような番組を観ることができるんだね。500円/月なので解約しようと思っていたが、まぁ、飲酒代を減らせばよかろう。

入浴せず、床につく。12:00pm。2:30am目を覚ますも寝つき悪い。やはりお風呂にしっかりつかることは、よき睡眠の上でも必須と思う。しかたなしに読書 外山滋比古著「老楽力」2006年発行展望社。老後の過ごし方のノウハウならず応援歌?良かったのは文字の大きさ、行間の広さ、1行あたり文字数の適正さ! 図書館で借りておいて、偉そうですみません。

哲日記,読書

6:00起床。外気温6度。暖かくなってきた。ベッドで寝たまま腕を出して本を読むも、寒さ支障なし。

読了:沢木耕太郎著『馬車走る』1986年6月発行、文藝春秋。1975年から85年にかけて各雑誌で発表した、人物に関するルポルタージュだ。優れたというより「面白い」という読み物である。囲碁の趙治勲、石原慎太郎、ミカドオーナーの山田泰吉、小椋佳、ヨットマンの多田雄幸、疑惑の銃弾の三浦和義、計6名のルポ。 三浦の場合は逮捕前の1週間、沢木が密着してインタビュー取材するなか、たくさんのマスコミがホテルや自宅へ押しかけ大変な騒動ぶりであったとの記述。

そういえば、ぼくも新婚当時、京王線上北沢駅から徒歩数分のところに6畳ひと間のアパートを借りていて、町並みがいいので散歩することがままあった。とある日の夕方、甲州街道から少し入ったところを歩いているとマスコミが多数。ワイドショー梨元勝レポーターの姿もあるなか、三浦本人がゴミ出しに出てくる場面に出くわしたことがあった。どうでもよい話ですまない。

午後から出勤。その後、図書館で新聞、週刊誌等を拾い読み。 帰宅して、食事をとりながら日本代表vs阪神戦をテレビ観戦。大谷翔平選手、すでにスリーランを放っていて、その後、さらに3点ホームラン。たいしたもんだ。本番WBCでも頑張ってほしい。 禁酒続く。入浴。就寝。

 

哲日記,断酒,読書

将棋:棋王戦 藤井聡太vs渡辺明 藤井竜王敗れ2勝1敗となる。ABEMAテレビで終盤戦にくぎ付け、あっという間に2,3時間たつ。藤井聡太、敗れる直前の身もだえる姿にびっくりした。そんなに口惜しんだ、偉い!

二中同級生のガールフレンドYさんからメール届く。先日の飲み会欠席を案じてのこと。「腰の具合どうですか?」と。幹事役のSR嬢へは「右手首が痛風のため激しく痛む」と伝えたにもかかわらず、どういうわけか「腰」と伝わったのでしょう。まぁ、お互い古希だから仕方なし。「お見舞いメールありがとう」と返信した。

携帯に見知らぬ番号(08005006612) AIによる世論調査という。住まいの郵便番号、岸田内閣の可否、支持政党、年齢世代、男女、等を訊かれるシステム。初体験なのでまじめに回答した。

2月中旬に亡くなられたKHさん遺族から香典返し(月餅のお菓子)届く。礼状のはがき、投函する。

前略ごめんください。この度の香典返し拝受いたしました。H子先輩の葬儀等まだ日も浅く、ご多忙の中での過分なお心遣いに恐縮しております。お通夜、出棺の儀等への参列お許しいただきましたこと感謝申しあげます。

これまでH子姉様には、多大なご指導ご支援をいただきながら、その恩返しもままならないうちに旅立たれたこと、残念至極です。あらためて故人のご冥福と、皆さまの心の平安の早からんことを祈ります。合掌

3月1日~5日、連続禁酒。入浴後、ベッドにて読書しつつ就寝。

テレビ,哲日記,断酒,読書

痛風発作が右手首関節に生じてほぼ5日。あまりの痛さに、日頃の不摂生をつよく反省。3月1日から禁酒つづく。むろん今夕も禁酒だ。きょうは、二中同級生2名のガールフレンドから夕食のお誘いあり。痛風のため断念。昨夜遅くには還暦のY夫妻および80歳目前のKさんから、ひな祭りを祝う飲み会をしようとのLINEあり。これも丁重にお断りした。よしよし。

禁酒と痛みでベッドに入っても、眠りにつけない。2時間ほど読書するも寝付けない。トイレに行ってさらに読書。頭脳はクリアのようだ。読書はかどる。城山三郎、沢木耕太郎、面白いね。城山が吉村昭との対談のなかで「夏目漱石のよさがわからない」と述べていて、びっくりした。そしてわが意を得たりと思った。若い頃、漱石の小説を読むも完読したことはなかった。そして、自分のあたまが悪いと思っていた。が、天下の城山三郎の漱石評にふれて少しは安堵した。

ちょっと前に出版された漱石伝記をあつかった伊集院静著「ミチクサ先生」上下二巻は、あっという間に読了。面白い読書は楽しい。 午後より出勤。

◆3月2日(木)

 午後から出勤。旧知のT社会保険労務士が組合へ来訪、懇談。 痛風改善せず。もちろん禁酒。

テレビ:NHKクローズアップ現代「急増・心不全・がんに次ぐ死の病気」を観る。ぼくも寒い時に急ぎ足で駅に出向くときなど、胸に違和感、痛み等を感ずる場合がままある。医療の現場では、心不全パンデミックという厳しい状況にあるという。

◆3月1日(水)

 痛風痛み続く。気晴らしに駅前温泉(銭湯か)へでむく。痛風発症部分を温めすぎのせいか、痛みひどくなる。

 きょうから禁酒。 テレビ:Eテレ。100分で名著「いのちの初夜」北條民雄著、最終回。ハンセン病患者の北條、作家としての才能が惜しまれつつ早世。親族が遺骨の引き取りをこばむなか、鎌倉から東京の療養所にでむいた川端康成は、北條のご遺体にむきあったという。

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朝8時起床。右手首の関節が痛む。ここのところの深酒がたたったせいか、痛風の症状だ。昨年は、左肘の痛みに悩まされた。左、右と共産党から自民党にくら替えしたつもりか、反省なり。

石垣島の友よりメール。TC先生の新聞投稿の添付付きで。母校・八重山高校行進曲のエピソードがおもしろかった。

メールには、古希の同級生ふたりがスナックをはしごして午前3時まで飲んだ、との記述も。ぼくから「A三くん 元気でなによりだ。老人ふたり組が午前様とは、驚異だ。」と返信。

東京で親しくお付き合いしているIN先輩より電話。「妻と帰省中だが、あんた、黒島牛まつり来なかったかい」 ぼくが、友人の通夜のため那覇へ行ったばかりと答えると「僕らの年代、いろいろ欠ける人がでてくるね。会える時に会いましょう。飲み会、セット頼みますよ」と。

二中同級生のSR嬢からメール。先延ばしにあった沖縄八重山料理での会食の件。これでは痛風と縁が切れないはずだ。

◆2月27日(月)

 午後出勤まえに図書館へ。沢木耕太郎『馬車は走る』を借りる。石原慎太郎が美濃部知事に挑戦した、東京都知事選のルポ記事「シジフォスの四十日」を読んだ。沢木は記す。「なぜ負けたか。理由はひとつ、彼が石原慎太郎であったことだ」と。それを裏付けるエピソードがおもしろい。それにつけても沢木が20代半ばの文章である。文才あふれる作家だ。

前夜、A居酒屋で飲んだ時、100円勘定足りず。店主は結構ですよと言ってくれたが、返金を口実に同店に出向いて飲食。

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6:30起床。気温0℃。

将棋王将戦、藤井聡太vs羽生善治、2勝2敗の好勝負。ネットで棋譜を確認しつつ、テレビでサンデーモーニング、大阪マラソン中継、読書:城山三郎「よみがえる力は、どこに」、ブランチを作って食す。城山著書は講演録をまとめたもので、78歳で国鉄総裁に就任した石田禮助のエピソードが面白い。国会議員に対して「国鉄の現状は、諸君にも責任がある」と言い放ち、勲章を拒否し、「粗にして野だが卑ではない」と面目躍如ぶりだ。

きょうは黒島牛まつりだ。この前、食事会で一緒の従妹AJ親子は、牛まつりにお出かけのこと。1等賞は牛一頭だ。当たったらおすそ分け期待。AJさんは医療従事者。コロナでたいへんな苦労をしたことでしょう。大いにエンジョイしてほしいものだ。

◆2月25日(土)曇

 午後、久しぶりに公園へ。河津桜が7分咲きか。ウォーキング。帰路、MK薬局にて歯ブラシ、お風呂用洗剤、食料品等の買い物。手袋の片方を失くしたことに気づく。入店の際にポケットに入れたはずだが、右手袋のみ落とした。レジの方に訊くも届け出無しという。

入浴後、A居酒屋にて夕食とは名ばかりの酒飲み。先日、客がぼくのダウンジャンパーをまちがえて着て帰ってしまったところ、同ジャンパーが戻ってきたとのこと。焼き菓子のお詫びの品とともに。ユニクロで求めた古びたものを間違えるなんて、なんともいやはやなり。

◆2月24日(金)雨

 午後から出勤、2時間後、都心へ向かう。S元官房副長官が主宰する勉強会へ。財務省幹部から「令和5年度税制改正について」との講話あり。家計金融資産の半分、1,080兆円が現預金なのでそれをNISAの拡充によって投資にふりむけさせるべくとの説明。諸外国にくらべ日本国民の投資活用がはるかに低く、一人当たり国民所得を向上させたいとの狙いを強調するも果たしていかが。 それよりも国民負担率が50%(昭和の時代は20%)に達しようとする重税感、圧迫感を除去してほしいものだ。

★2月23日(木)

 天皇誕生日。テレビでは令和初の一般参賀の様子が流れている。午後から出勤。帰路図書館へ寄る。新聞、週刊誌等をななめ読み。週刊朝日の下山治連載コラムのなかで、沢木耕太郎の石原慎太郎論が面白い、との記述が目にとまる。そして、その論述が載っている本は絶版につき古本を求める方がよいとのご託宣。さっそくアマゾンで検索すると文庫本で4,000円なり。やむなく図書館で借りることにする。酒代は惜しむなく使うのに本代はケチる、嘆かわしい。

いつものA居酒屋で夕食兼飲酒。帰りに、自分の上着を探すもない、同系統のダウンが掛かっているのみ。先客が間違えたので。その昔のお嬢さんの服を着るわけにもいかず、上着無しで帰宅。熱燗が効いたのか寒さ不感症なり。

★2月22日(水)

 久しぶりの駅前温泉へ。ジャグジーでふくらはぎと腰を噴射してマッサージ。サウナと温泉浴と、熟睡に効果大なり。

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2月16日(木)

午前、沖縄のKHさんから訃報届く。かつての仕事上の仲間であり先輩のKH嬢が亡くなったとのこと。享年77歳。出会いは45年前、ともに激烈な選挙戦に取り組み勝利の美酒をあじあうこと7回、落選の悲しみを共有すること1回、その後、お互い仕事も変わり那覇と東京ではめったに会えなくなったが、生涯の友(ぼくが勝手に思っていたが)として、お付き合いをいただいていた。

東京の拙宅から羽田空港へ向かい、午後3時発のJAL便へ飛び乗り那覇のD寺のお通夜にかけつけた。連絡をくれたKHさん、SSさん、OY元委員長が待っていてくれた。闘病生活からの解放であろうか、KHさんのお顔は安らかであった。ご冥福を祈り焼香させていただいた。

那覇市前島のホテルに投宿。コンビニで買った缶ビールでひとり献杯した。

2月17日(金)

午前、散歩。福州園、対馬丸記念館へ入館し見学した。戦時中、大勢の子供たちが疎開する途中で米国の潜水艦の魚雷により沈没し犠牲となった。友の死の悲しみのなかで、胸つぶれる思いが倍加した。

午後、KHさんの出棺の儀に参列し、最後の別れとなった。叔父さんのひとりから、「H子はいちばんできぃやー(頭が良い)であった。村いちばん足が速く200mの記録をつくった」と、細身の彼女から想像できないエピソードをうかがった。参列者の数が少ないのは、「彼女の遺言、新聞広告も禁じていた」とのことであった。ぼくが東京から来たことも想定外のようで、過分の感謝を述べられ恐縮した。

夕方、JNK堂の書店をのぞく。沖縄関連コーナーにあった上間陽子著『海をあげる』を購入。50歳の大学教授の文章があまりにも柔らかく、かつ内容が豊かで刺激的でおもしろく東京に戻る間に読み終えた。

安い居酒屋でひとり夕食。ニンジンしりしり、ゴーヤチャンプルを注文し、量の多さと同じ炒め系なので辟易した。お代は県クーポンを使って間に合った。

2月18日(土)

首里城を見学。焼失後、再建途上なので周りの石垣のつくり、高台なので見晴らし等を楽しんだ。つぎに、県立博物館・美術館へ出向く。何と美術館の入場料は、県内外問わず老人は無料とのこと。迷わず美術館へ入館。鑑賞。

いったんホテルに戻りシャワー。夕方からは、甥のK、従弟妹のOA、AJ、SNとその子たち7名と会食。現役時代に積み立てておいたJAL旅行券がなかなか使う機会がなかったので、同ホテルのレストランでの食事代に充当。いとこ達のほとんどが30年以上会っていないので、懐かしく楽しいひと時を過ごす。

従妹のAJは大きな病院の看護師長をつとめ、定年後は同病院で看護師として再雇用の身。ぼくが那覇に来た用件を話すと、亡くなったKHさんは私が担当した患者さんだという。まったくの偶然の一致なり。「KHさんは、凛とした立派な患者さん。助けることができなくて残念です」と言ってくれた。

2月19日(日)

午前、新県立図書館へ行った。与儀にあった古い図書館が、旭橋駅と近接する見事な図書館へと変貌していた。沖縄関連図書コーナーはほんとに充実している。菊池寛賞に輝いた『竹富方言辞典』は、その分厚さで他を圧倒するがごとく陳列。當山善堂著『精選八重山古典民謡集(CD付)1〜4巻』や、沖縄出身の作家コーナーもあり1日居ても飽きないこと請け合いだ。

遅いブランチをとろうと国際通りを散策。歩行者天国となっていて、子どもたちの駅伝大会がありぼくも手をたたいて応援。泡盛の名店があったので、友への土産を購入して発送してもらう。公設市場そばの八重山そば屋でようやく食事。いえ、生ビール、麩チャンプル、八重山泡盛のおもと、と昼飯とは名ばかりの昼飲みとあいなった次第。再びぶらぶら散歩。近くには、1961年若くして亡くなった母の実家もあるが、どうも敷居が高くましてや昼飲み後に尋ねるわけにもいくまい。

そして、いよいよ今回の旅の最後の晩餐だ。安里駅前の郷土料理・ヒージャ屋(山羊料理)へ日が暮れて出向く。実に4年ぶりだ。店に入るとどうも女主人の機嫌が悪い。カウンターには、空の財布と貯金通帳が飲み残しのグラスと一緒に放置されてある。どうも酩酊した客が隣の人に絡みだしたので「もうお帰りください」と促すと、怒って「金がない」といって飛び出して行ったそうな。

ぼくが「ママさん若返りましたね、コロナで大変だったでしょう」というと、「アンタ、うち分かるね」と言いつつも、山羊刺し、チイリチー、山羊汁と素早く出してくれて、「だー、ビールちょうだい」とおねだり。どうやら機嫌もなおり、つつがなく山羊料理と泡盛の最後の晩餐をおえた。

2月20日(月)

午後便で帰京。羽田空港からモノレールで東京駅へ。たまたま発車直前の特急八王子に飛び乗った。案の定、車内で購入する特急券は、事前にスマホでチケットレスで買うより400円弱高かった! 行きつけの居酒屋で旅の疲れをとり、あらためて友人KHさんのご冥福を祈りつつ自宅で就寝。合掌。

哲日記,断酒,読書,黒島

5時45分起床、気温2度。読書、二度寝、8:15再起床。

『与那国沖 死の漂流』伊良皆高吉著 南山舎2023年1月発行。1957年1月、与那国沖12マイル付近で、石垣ー与那国航路の貨客船が沈没。乗員乗客28名が遭難漂流し、台湾の軍艦に12名が救助され、16名が死亡・行方不明となる大惨事である。当時、二十歳の著者が死の恐怖と闘いながら懸命に生き抜こうとする凄絶なドキュメントだ。

黒島に生まれたぼくも、幾度となく黒島ー石垣間の船に乗って、荒天時の船の上下・左右の激しい揺れを体験しているだけに、実感をもって読んだ。海面から船が浮き上がり、直後海面に叩きつけるように落下し、船底も割れんばかりの音と振動はクワバラクワバラの心境になること必至だ。

かつて娘がうまれてまもなく、北海道出身の妻とともに黒島へ。石垣へ戻るとき、荒れた海を前に見送りにきた友人が「この荒れ方は尋常でない」と妻を脅したことがあった。海とは縁遠い心配した妻から大丈夫?見合わせたらと言うも、ぼくは聞く耳持たず、この船逃すと東京へ戻れんぞ、と却下。この優しくない対応が、のちの離婚につながった原因のひとつであったかもしれない。

昨日は、藤井聡太ー羽生善治の王将戦第4局。持ち時間8時間二日制の対局、朝9時、前日の藤井聡太の封じ手が開封される。大方の予想は銀を動かす、ぼくのは王を動かす、結果ぼくの予想が的中した。あの藤井5冠と素人のぼくの予想が当たった。良い気分だ。雪降る中、駅前屋上の露天風呂につかりながらも王将戦の結果が気になる。そして、風呂上がりの休憩室でスマホで確認すると、藤井敗れたり! 夕食は、3日続いた禁酒も破れたり。

哲日記,読書

7時45分起床。外気1度。 途中、2回目覚め読書など。

きょうは朝から雪。警報級の大雪となる予報。 ぼくには母校がふたつある。ひとつは黒島、もうひとつは石垣島。その石垣島の中学校のミニ同窓会が今夕開かる予定。が、雪のため12日へ順延するとSR幹事長よりメールあり。すると、12日は日曜日につきお店が休み、との再連絡。いつもながらオッチョコチョイの可愛いSRさん。でも彼女も古希=70歳なんだ! 長きにわたる世話役、感謝します。

『高橋源一郎の飛ぶ教室』岩波新書、2022年11月発行。NHKラジオ番組・毎週金曜日のオープニングエッセイ2年分をまとめたもの。 高橋はぼくより1歳上の同世代。若い時、政治運動から投獄?され、20代は肉体労働、30歳になって作家を志すも応募作品の多くは落選。選考委員からは、「人生の大事な時間をこんな小説を読んで損した」との酷評もあった。が、そのうちの一つが吉本隆明や瀬戸内寂聴らに高く評価されたことから道が開ける。

同書の印象に残った記述。—二十世紀が生んだもっとも偉大な世界文学といわれる、石牟礼道子さんの『苦海浄土』—

ぼくの本棚にも『苦海浄土』があり確かに良書はその通りだと思うが、「偉大な世界文学」と評価されていることは知らなかった。すごいですね。 

また、高校時代のこと、ヒッチハイクで広島を訪れ原爆ドームの下で野宿していると、やくざの若頭が子分を連れて声をかけてきたそうな。「あんちゃんら、学生さんか。旅は若いうちにせにゃあかん」「ドストエフスキーでいちばんええのは『地下室の手記』じゃろう、いちばん飾っとらんからのう、あの作品は」と、自分は大学院でフランス文学を勉強しておったが、親が倒れたので広島に戻ってきた。組を継いでこれから出入りだが、最後になるじゃろうけぇ若い衆と散歩していたそうだ。翌日の新聞には広島やくざの抗争が大きく報道。高橋とインテリヤクザの一期一会なり。 このように楽しい本を図書館で借りて申し訳ない。

本日は、雪のため欠勤。

哲日記,映画鑑賞,読書

8時起床。外の気温3度。いちど小便のため起きた。まぁ熟睡だ。2日連続禁酒。

昨日は、立川へ出向き買い物、本屋はしご、映画等、充実の午後のひとときとなった。

買い物:駅ビルのユニクロにて。バーゲンのシャツとダウンベスト、2点で4.980円。シャツは袋に入ったままなので充分に確認せず持ち帰って開封すると、なんと半袖シャツ? こんな寒い時期に馬鹿なことよ。 でも、ユニクロは4割給与アップゆえか、スタッフの皆さんの親切な対応に感心した。

本屋はしご:駅ビル書店は、売り場も縮小気味で残念だ。映画館横のデパート内にあるJNK堂は、充実していた。ぼくの使うクレジットカードのポイントも適用されるようになっていた。五木寛之のラジオ語りをまとめたものを購入した。同フロアーの喫茶室でコーヒーとサンドイッチを食し、次の映画鑑賞にそなえた。

映画「SHE SAID/その名を暴け」 ニューヨークタイムスの女性記者2名が、ハリウッドの暴君の長年にわたる性犯罪・セクハラをあばき、#MeToo運動が世界に広まるきっかけとなった感動作。被害者が実名で報道することを記者に伝えるシーンでは、感極まり落涙する古希のぼくであった。 今まではテレビの映画を録画したものがほとんどなので、やっぱり映画は、映画館でみるに限る。