●21日(水)晴
本日の沖縄での告別式への弔電、奥さま宛て「ふるさと愛に満ちた『黒島事典』を私たちに遺してくれた善堂叔父さまのご冥福を祈り、感謝を申しあげます。こんごは平和を愛し、差別を憎み、公平公正な社会実現をめざした善堂精神を受け継ぎ、残された人生を歩んでまいります 東京にて 哲」
これから梅雨と本格的暑さをむかえるのでエアコン掃除。
◆22日(木)晴
市役所へ。印鑑証明書をとり八重山の司法書士へおくる。西表島にある祖父と父名義の土地について、県営土地整備事業を実施するための手続きに必要とのこと。
むかし黒島の人々は、隣の豊かな西表島へ出向いて田畑の耕作、木材の伐出等を共同で励んでいたという。その際、黒島公民館は法人格をもってなかったので、各集落の有志が共同で登記したという経緯がある。
時は流れ、有志一同の子、孫、ひ孫等が相続人となっていたが知らないままに放置。わが系統だけでも16名が対象となり、八重山、沖縄本島、福岡、愛知、東京などに散在して暮らしており、その後の手続きが難航する事態となった。
そこで、石垣島の長兄が代表相続人となって公民館、役場、司法書士および施工業者等との連絡調整を骨身を惜しまず奔走。結果、ぼくたち一人一人が裁判所で相続放棄の手続きをすることを免れ、近い将来、整備事業完成のあかつきには、西表地域の振興に寄与し、公民館へもいくばくかの賃料が見込まれるとのこと。ご苦労なことである。感謝。
図書館、散歩。5,300歩。
●23日(金)曇
長兄より電話。相続関連の進捗状況と、愚弟の手術について心配のようす。「お前に万一のことあるといけないので、妹にクレジット暗証番号教えておいたらどうか」とのこと。万一を3回も繰り返すのには苦笑するが、心配かけて申し訳ない思い。
大の里13連勝で千秋楽待たず優勝。横綱確実。
◆24日(土)曇
図書館、散歩等。散歩途中、両足のふくらはぎ痛む。鎌田式スクワットの筋肉痛か、心臓病関連の動脈硬化のせいか、判断つかず少し心配。5,500歩。
NHK「時をかけるテレビ どんなご縁で~ある老作家夫婦の愛と死~」 同じ80歳どうし。妻が認知症(放映当時はボケとかいわれた)をわずらって、作家の夫が家事全般を引き受けることに。妻が火の不始末からボヤをだしたりすることは日常茶飯事。ある日、妻の体を腰から足指にかけて拭いているとき、「どんなご縁で、あなたにこんなことを」という妻のつぶやきに胸詰まるも、夫婦愛に感動。
●25日(日)曇
NHK「新プロジェクトX 闇金融を撲滅せよ 大阪・雑草弁護士たちの戦い」残酷な取り立てで一家心中に追い込んだ闇金融業者に対して、怒りをもって立ち向った弁護士の奮闘物語。
図書館、散歩、昨日のようなふくらはぎの痛み軽減するも、すこし残る。6,000歩。
妹からLINE、6月の手術を控えて「もし、何かあったら困るので、口座番号とかメモに書いて引き出しに入れておいて」と怖いはなし。田舎の兄といい、近くの妹といい、ぼくの「万一、何かあったら」を想定しているのかしらん。えーい、面倒だ、老後に貯めたわずかな財産使い切ってやるぞ、手術までの2週間内に(笑)
川崎のT久山先生より電話。「放射線治療終えて退院した。もう癌にはかからないそうだ(笑)」と、卒寿超えとは思えない元気さだ。「お見舞いに伺えず申し訳ありません」と応え、心臓アレコレは言い訳になるので止しておいた。