9月17日(日)曇晴
朝5時起床。ベッドで読書:立花隆『言論の自由VS●●●』2004年文芸春秋) 木原事件(官房副長官妻の元夫の殺人事件疑惑)について、大手メディアが黙殺していることについて、その訳を知りたくて本棚から20年前の同書を取り出して読むと、なかなか面白くて止まらなくなってしまった。この本で扱っているテーマは、田中真紀子衆院議員の娘が離婚したことについて、週刊文春が記事化し、発行寸前で東京地裁が(プライバシーの侵害として)出版禁止の仮処分決定を行ったもの。
これに怒ったのが立花隆、出版差し止めはテロ行為だ!として一気に書き上げたという。結論部分を引用すると「我々の社会において、言論・表現の自由は、その制度の中で最も大切に維持されてきたし、これからも維持されていくべき基本原則であるから、原則的にはこちらの権利のほうが個人的プライバシー権に優越する(社会全体の利益は個人の利益に優越する)。プライバシー侵害の救済は事後救済にとどめ、事実上の憲法違反である「出版差し止め」に頼るべきではない。
同書では、いま問題化しているジャニーズ性加害問題も、すでに20年以上前にに週刊文春が取り上げていることの記述もあり、また、大手メディアの言論の自由に対する認識の薄さも、立花は猛烈に批判している。末尾にアメリカの最高裁での「しかし、この国の人々は、言論表現の自由が、時には行きすぎや、悪用乱用があっても、長い目で見れば、民主主義社会に住む人々の考えと行いを、よりよい方向に導いていくのに不可欠であったし、これからも不可欠であるということを知っている」ブレナン判事 N・Yタイムズvsサリバン判決、を紹介していてぼくは大いに合点がいった。
朝食:ブロッコリー、トマト、納豆、ゆで卵、牛乳、豆乳、ヨーグルト、インスタントコーヒー。
大谷翔平選手、今季出場消えた。残念だ、でも我ながら先見の明もあるもんだ。本来なら9月30日、10月1日アナハイムでの対アスレッチク戦を現地観戦するツアーに申し込んでいたが、右肘故障した時点(まだ打者としては出場)でキャンセルしたのだ。じっくり、ケガを治して来季の活躍に期待したい。
昼食:たまねぎを炒め、サラダチキン、卵、冷凍うどんチーンしてぶっかけうどん。コーヒー+チョコ。昼寝。
映画「男はつらいよ 寅次郎と殿様」第19作、1977年8月、マドンナ真野響子、ゲスト嵐寛寿郎、三木のり平(BSテレ東録画) 小津安二郎監督「東京物語」をヒントにしたものでしょうね。響子さんの眼に大粒の涙。泣けました。
きょうは1歩も外出せずそれはよくないので、入浴後、仕方なくA居酒屋で飲食。お通し(糸コンニャク)シャケハラミ焼き、焼きトン、冷やしトマトもずく、生ビール他。 早々に帰宅し、あす午前4時のラグビーイングランド戦の予告番組を観る。
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