テレビ,断酒,読書

2022年・大晦日 5月の古希を機に断酒を決意するも、10月の組合定期大会後の親睦会において飲酒をそそのかされ、連続155日続いた禁酒は頓挫した。情けない限りだ。この1年の成績は、禁酒245日、飲酒120日。

読書 「西山太吉 最後の告白」集英社新書 西山太吉・佐高信著 さる24日、新宿の紀伊国屋書店で購入。1,045円。沖縄返還にかかわる密約をあばいた、当時の毎日新聞記者・西山太吉と佐高信の対談もの。良い本である。山﨑豊子の「運命の人」も良かったが、この本は、事件の当事者である西山が真相を語るにとどまらず、官僚、検察、裁判所の不当性を突き、いまに至る政治批判、マスコミの限界等、幅広いエピソード満載だ。

NHKスペシャル「未解決事件」松本清張と帝銀事件を観た。銀行員等12名を毒殺した事件、画家平沢貞通が逮捕され、死刑判決となり獄中死した。松本清張は小説で真犯人はほかに居ると推理、NHKは資料をもとに730部隊、GHQの関与を突き止め、憲兵隊Aまで肉薄する。ここでも警察、検察、裁判所の闇が明らかだ。

良いお年をおむかえください。

哲日記,断酒

夕方から新宿の中国料理店にて忘年会。大阪を拠点に活動する新聞うずみ火が主催し、知人のWSさんから紹介されての初参加だ。ジャーナリスト、社会活動家、政党人、ボランティア、公務員等、総数10名。談論風発、政治、社会、歴史、平和、人権等の幅広い話題が交わされた。世捨人のような暮らしをしているぼくには近づき難しの思いもするが、せめて新聞購読からでも参加・応援??しようと思った次第。たくさんご馳走頂いて会費5,000円。感謝。

2次会は近くの沖縄料理店。6名参加。もろもろの話題あり。ぼくの15歳のときの「九死に一生」を得る体験も、WSさんのふりでしゃべらされる。 この沖縄居酒屋は新しい店のようだ。近くにはかりゆし店があったが、店を畳んでいる。永田町勤務のころは、地元のOタイムス、R新報の記者の方々とこの界わいの沖縄料理屋で飲んだ。これらの店はすべて無くなった。それだけ時が過ぎたのだ。

哲日記,断酒,映画鑑賞,読書

昨夜は飲まなかったせいか、さわやかな目覚めだ。9日連続の飲酒は、やはり飲み過ぎだろう。

午後から出勤。13:30に事務所入りし17:30に退勤となる。

読書 帰りに図書館へ、新聞、週刊誌、月刊誌を読む。月刊・文芸春秋は、これまで3年間定期購読(11,520円/年)してきたが、中止して図書館で読むことにした。2023年1月号(12/10発売)をパラパラとめくる。巻頭随筆の藤原正彦の辛辣な文章は面白い。美人妻をからかう一文が、珍しく今号は見当たらなかったので残念。清武英利「記者は天国に行けない」は、好きな連載だ。読売出身のノンフィクション作家で、かつてナベツネとも喧嘩したことのある硬骨漢である。

映画 「招かざる客」1967年、米国、NHKBS録画を観る。映画撮影時は、まだ異人種間結婚が違法とされていた時代。有能な医師である黒人男性と、新聞社オーナーのリベラルな家庭で育った白人女性との結婚をめぐっての葛藤ドラマ。女性の母親役キャサリン・ヘップパーンがアカデミー主演女優賞を受賞。

ぼくの母方の叔母も黒人のアメリカ人と結婚したが、違法とされた時代と重なる。アジア人との結婚は合法だったのか。小さいころ母親を亡くしたぼくを、とても可愛がってもらった記憶がよみがえる。ハワイで暮らしているらしく、ほとんど没交渉で申し訳なく思う。一家の幸せを祈ります。

哲日記,映画鑑賞,読書

読書 「朝日新聞政治部」鮫島浩著 図書館から借りて読了。新聞記者らしく文章が読みやすくて良かった。意欲ある記者が、会社上層部の無理解、無能、ジャーナリスト魂の欠落によって排除されていく不合理さを実感させられた。朝日新聞の発行部数の激減ぶりも衝撃であった。1994年に822万部あったものが、2021年には466万部だ。若い頃、深代惇郎の天声人語を愛読していた身には、朝日の凋落ぶりは嘆かわしい。また、読売出身の本田靖春の名著「警察回り」に感動した身には、現在の新聞記者のおかれた状況に落胆せざるを得ない。

映画鑑賞 「オールウェイズ」1989年、米国、スピルバーグ監督、オードリーヘプパーンが最後に出演した映画。NHKBS録画。山火事を消火する飛行機乗りの物語。ストーリーはいまひとつだが、さすがスピルバーク、迫力ある映像はなかなかであった。

ゴルフ 国会議員を囲む望年ゴルフコンペが、コロナ禍もあって3年ぶりに開催され参加。27名参加中、10位の成績であった。景品もよかった(12月18日埼玉県内ゴルフクラブ)。

哲日記,,食事

12月13-15日、函館へ出かけた。JTBのツアーに便乗して、ぼくたち黒島ふるさと会が長年お世話になったKU先生のお墓参りが目的のひとつである。初日と最終日は自由行動という名のほったらかしツアー。

13日(火) 昼過ぎのANA便にて函館へ。出迎えてくれたのは、先生の長女Sさん。事前に、先生のお墓の場所を教えて頂ければひとりでお参りしますので、と断っていたのだが・・・・・「いえ、自分たちもそのような機会でもないとなかなかお参りできないので。お寺の納骨堂なので身内の立ち合いも必要」とやさしく対応してくれるSさん。

本願寺の納骨堂にて、先生の御霊に合掌。これまでのご支援ご指導に厚く感謝。「立派なご仏壇ですね」とぼく。「母が求めてくれたものです。本人は遺灰を海に流してくれと言ってましたが」とSさん。「R子奥さまはお元気ですか」「父が亡くなって2,3年は家に引きこもりがちだった。いまは元気を取り戻して安心です」とSさん。

その後、F寿司にて夕食。10数年前も先生に連れてきてもらった寿司店。運転のため、お酒を飲めないSさんを横目に、生ビール、函館ではじめてできた地酒五稜を飲みつつ、刺身、寿司を堪能。図々しいにもほどがある自分に赤面。 Sさんには、空港の迎え、参拝の世話、夕食のご馳走まで、感謝感謝の極みです。

湯の川のホテルまで送っていただき投宿。拙宅は3kの大きさだが、ここの部屋はツインベッドと応接ソファーがあって、我が家よりはるかに広い。温泉につかり、小さなスマホ画面にてボクシング井上尚也の4大タイトル戦を観戦.井上の圧倒的強さに感動。

14日(水) バスにて大沼公園、五稜郭、函館山からの夜景、レンガ倉庫での買い物、花火見物等。

15日(木) 午後3時のANA便にて帰京する予定だが、午前便すべて降雪、強風のため欠航。そこで函館駅へ市電でむかい、搭乗便の欠航が12時頃発表されたので、新幹線にて帰京することにした。その発着駅である新函館北斗駅へローカル線で行こうと乗り込みドアがしまると、「この電車は新函館北斗駅へは寄りません」とのアナウンス。ドアが閉まって注意アナウンスするなんて、そんな馬鹿な! あわてて次駅の五稜郭駅から函館にもどり、再度、函館ライナーに乗り換えた次第。東京の拙宅にたどり着いたのは9時過ぎだ。 ツアー会社より「帰りの飛行機代相当分を返却する」というのがせめての救いか。

2022年12月14日映画鑑賞

「男はつらいよ 寅次郎真実一路」 第34作 1984年12月上映、録画BSテレ東。渥美清 倍賞千恵子 マドンナ大原麗子。ロケ地、茨木牛久沼、鹿児島。猛烈証券マン(米倉斉加年)の失踪、その美しい妻(大原麗子)と寅次郎のあれこれ。大原麗子さまの美貌とセクシーなお声にまいりました。

12月12日(月) 男はつらいよ、の名わき役佐藤我次郎さんが自宅の浴槽で亡くなっていた。享年78歳。妻に先立たれひとり暮らしとのこと。身につまされます。 寅さんの弟分として、スクリーンで異彩をはなっていた。合掌。

「長江哀歌」中国映画 2007年 録画NHKbs ベネチア映画祭・金獅子賞。別れた妻と娘を16年ぶりにさがす男。2年前にいなくなった夫をさがす女。ダム建設で水没する長江・三峡の街の風景を借景におりなす人間ドラマか?! ストーリはイマイチだが、映像の数々はひとことで言えば素晴らしい。中国大陸の自然のなせる業か。

哲日記,断酒

夕刻、都内にて勉強会。S元内閣官房副長官が主宰するもので、リベラル、保守、民間、官僚問わず、幅広い講師の方々による興味深い話が聞けるのでありがたい。今回は、元外交官(大使)からウクライナ情勢、バルト三国とロシアとの関係など。前回のS大学教授のロシア情報とは異なる観点からの講話であった。元副長官の幅広い人脈に感心する。

帰途、溜池のU家へ行き飲食。4月以来のことで美味かった。同店のマスターが黒島病にかかり、ぼくなんか島出身者よりも黒島へ通うこと数倍だ。来週、黒島生まれのシンガーソングライターが浅草のホテルでディナーショーを開くが、その情報もU家からもたらされたものだ。ぼくが函館行きと重なり同ショーに行けないというと、姉妹で店を切り盛りするママさんが、私たちもあす秋田へ墓参にいくとのこと。

「へぇー、ママたち秋田出身なの?それで秋田美人なわけだ」とぼく。これまでの人生、幾度となく聞いてきたお上手ゆえか、美人姉妹には完無視されたのであった(苦笑)

12月8日(木) 

午後から出勤。その前にゴルフ練習場にて100球うつ。日米開戦の日。沖縄人、日本国民、アジア人民等に塗炭の苦しみを押しつけた大戦の戦端を開いた日。ゴルフなんかしている場合か、すこし自己嫌悪なり。

12月7日(水)

北海道旅行にそなえ、雪道に対処できる靴を求める。店員さんの上手な勧めもあって良い買い物ができたかなぁ。

12月6日(火)

ゴルフ練習終えて帰ろうと車のキーを押すもうまく開錠できず、ガチャガチャしていると先日同様、ウァーウァーウァーと猛烈な警告音。駐車場には高級車が少なくないが、ぼくの軽自動車のゆえかどなたも関心示さずさみしい。すぐ、車に乗り込んでエンジンをかけると警告音は止まった。そして、拙宅の駐車場にてマニュアル本を熟読して、警告音を発する仕組みを解除した。 でも興奮さめやらず、行き付けの居酒屋で6日ぶりの飲酒とあいなった。呑兵衛はなんでも口実にするのである。

テレビ,哲日記

ただいまサッカー日本対クロアチア戦を観戦中。前半終えて1-0で日本リード。念願のベスト8に前進。きょうは、出勤3日目。少々の疲れもなんのその、応援に力がはいる。

K団地のHSさんから、エアコンの調子がわるい、ちっとも暖まらないのでみてくれない、とSOSが入る。87歳の身に寒さもつらかろうと思い、さっそく勤務後にたずねる。ホント暖まらないハズだ、ゴミが溜まってオレンジの警告ランプがついている状態だ。さっそくゴミを取り除いてやると、本来の暖かい風が吹いた。良かった。

日本ークロアチア戦、延長戦でも決着つかずPK戦で敗れた。残念。2:45am。おやすみなさい。

2022年12月5日テレビ,哲日記,断酒,食事

車で20分弱のゴルフ練習場へ出向く。100球打つ。まったくよくない。コロナ前にクラブを握って以来だからあしかけ3年ぶりか。まぁ気張らずにやっていこう。練習後、途中の公園にてウォーキング。帰宅してお風呂。

沖縄のAK叔父より電話。「(自分の)次男の結婚披露宴をようやくできた。君たち東京組を案内できなかったが、コロナ禍もあり、小宴にしたので理解してくれ、石垣からきてくれたK生と次男が従兄弟の中で、一番の年長と年少であることを二次会の席で皆に紹介できた」と諸々話してくれた。

テレビ:こうして僕らは医師になる―沖縄県立中部病院 研修医たちの10年~NHKBS/ETV特集 選▽昭和天皇が語る 開戦への道 前編 張作霖爆殺事件~パールハーバーは、日本が軍艦保有率3に対して英米5:5という不公平もあった、これは愚痴だがと天皇が言うと、側近がこの部屋だけにとどめておきましょう、とのビックリするエピソードも。/ザ・ノンフィクション 美咲をさがして~帰りを信じた家族の3年~フジテレビ/笑点。久しぶりに座布団10枚。

3食とも自宅にて。本日も禁酒つづく。

哲日記,断酒,食事

早くも師走。いちだんと寒い朝。テレビは、相変わらず、ワールドカップのスペイン戦勝利のこと。

宮古島のKT元校長から、地元紙である宮古毎日新聞を添付したメールが送られてきた。その見出し「堂安活躍、宮古も大興奮/劇的同点弾に”ズミ”」。なんと堂安律選手の祖父母が伊良部島のご出身とのことで、宮古ことばで「ズミ=最高」と絶賛しているわけだ。同時に送っていただいた琉球新報は、堂安選手が伊良部島の親戚をたずね談笑する写真を掲載して、宮古との関わりを伝えた。次のクロアチア戦での活躍も大いに期待したい。

日中は、ネットで将棋・竜王戦の観戦。藤井聡太初防衛なる。お見事。新年早々の王将戦は、羽生善治の挑戦をうける。サッカー、将棋、大谷翔平ロスはないようだ。

12月入りしてから、食事は三食とも自宅にて、3日連続禁酒。