哲日記,映画鑑賞,読書,黒島

月刊『やいま』10月号届く。「与座英信のフランス日記」というコラムが楽しかった。フランスの田舎で日本料理教室を開き、うま味の神髄を教え、実際に料理の手ほどきをしたようだ。与座画伯、いつから料理人に転向したんだろう。一汁三菜の土井善晴さん顔負けの文章に脱帽!

黒島の小浜清志先輩の掌編小説「おでん」おもしろかった。さすがプロの作家。父性愛をうけて生きる娘の人生。フィナーレは、老いらくの恋の成就か。 特集「消滅危機の方言を復活させる!」は読み応えあり。都会で好き勝手に生きて方言と無縁のぼく、ちょっぴり罪悪感を感じつつ、那覇で編纂が進められている「黒島語辞典(仮称)」の早期上梓を応援したい。

午前、S歯科へ、約10分、次回は型取りという。前回もおなじ「次回は型取り」と言ったはず、なるほど、歯医者は回数がかかるんだね。

伊集院静著『大人の流儀』8.9読了。本田靖春を讃えるコラムに、本田ファンとして嬉しくなった。彼の『警察回り』『我拗ねものとして生涯を閉ず』なんか最高です。

団地管理事務所より案内、放置自転車を排除するため、自分の自転車にシールを貼ってください、そのシールは事務所にあります、とのこと。マイ自転車は長年乗っていないので空気もぬけた状態、そこでオッチラと駅前駐輪場まで押し歩きして自動空気入機を拝借、空気を入れると大丈夫であった。帰りは久しぶりに自転車に乗って帰宅。

映画「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」第25作、1980年8月(BSテレ東録画)マドンナ浅丘ルリ子。ゲスト江藤潤。重い病気を患ったリリー(当時40歳)、沖縄から寅さんへ手紙をだす「ひと目会いたい」 寅さん人生初の飛行機旅、羽田で怖がりすったもんだするも、きれいなスチュワーデスにほいほいついて行って搭乗なる。 そういえば今夏、甥っ子の花嫁さんも初の飛行機で石垣島へ行ったんだね。

哲日記,大谷翔平,落語,黒島

●10月1日(日)

朝、読書「大人の流儀7」伊集院静、読了。 文中、ひとつのエピソードがおもしろかった。伊集院センセ、執筆を終えて焼鳥屋で一杯飲んでいるとき、隣の席で酔って眠っている人の顔が恩人にそっくりだったそうな。不遇の若いころ、物心両面で世話になり、故夏目雅子さんと付き合い、マスコミに追い回されているときに家にかくまってくれた時もあった、という。その恩人の呼び名が「テッチャン」とさ。←それがどうした。

午後、国立新美術館「テート美術館展」へ。閉幕1日前とあってたいへんな混雑ぶり、入館まで1時間以上待たせるという。それでは夕方のライブコンサートに遅れるので諦め、近くの安宿を予約して翌日、鑑賞するこにした。でもそれがまずかった。溜池うさぎ家での「ヤギの板長さんライブ」に浮かれてしまい、東京の奥座敷まで遠距離帰宅する必要もないので、つい深酒と相なった次第。反省反省!

●10月2日(月)

大谷翔平選手、MLBアメリカンリーグのホームラン王に輝く(44本)おめでとう!

赤坂のホテルから国立新美術館へ徒歩で。テート美術館展の最終日、チケット売り場も行列ができている。絵心のないぼくが観てよかったのは、ジョン・フレッド作「〇〇の崖から見るイギリス海峡」1871年。海と空と雲と自然な光が織りなす風景だ。どなたか、黒島の海と空と光をカンバスに描いてくれないだろうか。写真では、O野T志さんのすばらしい写真の数々で堪能しているが、絵画では目にしたことがないのでね。 美術館ではついでに行動展も、65歳以上無料なので観てまわった。

明治新宮前から副都心線で新宿三丁目へ。熊本ラーメンで昼食をとり、寄席末廣亭へ。お目当ては中入り前の柳家さん喬、そしてトリを務めた入船亭扇辰。あとは、連日の深酒がたたりちょっと居眠りした(スミマセン)。

帰路、ちょっと紀伊国屋書店の新刊コーナーを覗いて直帰。 入浴後、二日ぶりの納豆と、うさぎ家の美人女将姉妹にいただいたチョコショコラをデザートに(赤ワインも少々)

●10月3日(火)

午前、秋晴れの好日なれど、布団干したり無為に過ごす。

午後、録画しておいたテレビをまとめて観る。「ETV特集 選・獄友たちの日々」 強盗殺人の罪で死刑、無期懲役で獄中につながれた5名。その後、仮釈放され再審によって無罪確定、これら冤罪被害者5名の日々と交流を追った番組。

「ザ・ノンフィクション 私がつながりたいもの~スマホがないと生きられない時代~」(フジテレビ)スマホ代滞納によって、大手通信会社から契約を断られた人々追う番組。そのうちのひとり、覚せい剤使用の罪で服役、出所後、ハローワークで「誰でもスマホ」ショップを紹介され、再就職に就いたが再び覚せい剤に手を出すという悲惨なストーリー。

「映像の世紀バラフライエフェクト 竹のカーテンの向こう側 外国人記者が見た中国」(NHK)良い番組だ。エドガー・スノーの行動と役割も知った。 「クローズアップ現代 ホームラン王と二刀流 大谷翔平・偉業の内幕」(NHK) 満身創痍の大谷翔平の今後の行へ、アジア出身として初のホームラン王となったことをうけて、チームメイトの証言をまとめた番組。

哲日記,映画鑑賞,読書,食事,黒島

朝、黒岩重吾『私の履歴書』読了。波乱万丈の人生とはかくあるものか、感嘆! 戦争にとられ、株で大損して父親が残した家屋敷を売り払い、釜ヶ崎ドヤ街でくらし、昼夜のべつ働き、それでも作家の道を諦めずふんばり、直木賞の受賞とその後の膨大な著作。

朝食:酢キャベツ、ゴーヤー、牛乳+豆乳、バナナ、シャケ焼き、コーヒー。

映画「男はつらいよ 翔んでいる寅次郎」第23作、1979年8月、マドンナ桃井かおり、ゲスト布施明、ロケ地支笏湖。 マリッジブルーの桃井かおり(当時28歳)を励ます寅さん、ホテルニューオータニでの華燭の披露宴を逃げ出した花嫁、駆け込んだ先は柴又のとらや、御曹司の花婿・布施明、親に勘当されながらもかおりへの愛を貫き、めでたしめでたし。

黒島ふるさと会のK久K正さんより電話、先日の役員会の様子について問い合わせ。もう一度集まって、今後について話し合いを持ちましょう、年一度の懇親会くらいはどうだろうか、という趣旨。T間会長は、会員へ文書だして説明するつもり、とのことで集まることについては否定的であった、とのこと。ぼくからは、会計残高について、来年母校の創立周年行事への寄附という案を提示。「会員から寄せられた寄附・会費なので慎重にすべき」とのK久さんの意見であった。

昼食:玉子+人参炒め、なす+酢キャベツのお新香、ご飯、赤ワイン、コーヒー。 昼寝。

図書館へ、新聞を読み、予約本の受け取り。 ウォーキングをかねて遠距離の業務用スーパーへ、冷凍ブロッコリー、同ほうれん草、同サイコロステーキ、アボガド、沖縄もずくで計1300円。 入浴。

A居酒屋の女将から電話、娘と一緒に来ているので来ない?とのお誘い、ホイホイと出かけると初対面の娘さん、目の覚めるような美女であった。黒島、波照間へ旅行で行ったことあるそうな。夕食用に解凍してあったサイコロステーキを持ち込んで、大将イやな顔せずに作ってもらって、泡盛と料理、グイグイいった次第なり。