中国地方への旅

◆6月18日(日)晴

 朝4時起床、羽田空港から岡山空港へJAL便で向かう。フライト1時間10分の空の旅。到着後、迎えのバスにて倉敷・大原美術館を鑑賞。1930年、大原孫三郎によって設立されたもので、モネ「睡蓮」、ピカソ「鳥籠」等、「その展示品は超一流画家の代表作揃い。そのすばらしさに圧倒され、なぜもっと早く訪ねなかったのか、と悔やまれた」(城山三郎)。まったく同意。

倉敷の街を散策しつつ、昼食はB級グルメのホルモンうどん。まぁ、うまかった。その後、バスにて鳥取県の大山温泉にあるホテルに投宿。温泉とバイキング料理に舌鼓をうつ。お酒は、生ビール、赤ワイン、地酒。旅行支援クーポン2千円分が支給されたので、ホテルの売店で消費3千円。

◆6月19日(月)晴

翌朝、フロントで精算すると売店の1,000円追加のみだという。なんと昨夜のお酒代が含まれていない。それを指摘すると、「お客様が伝票を持ってこられないのでわかりません」という。ちょっと不快に思ったが、部屋にもどり、伝票をゴミ箱から探して提示し、ようやくチェックアウトできた。

バスにて島根県安来「足立美術館」へ。ここの売りは「庭園日本一」だ。美術館の窓枠から見えるみごとな庭園は「一幅の絵画」だ。実にすばらしい。もちろん、横山大観はじめ日本画の数々にも瞠目した。大原・足立両美術館の名画のシャワーを浴びた思いなり。

昼食は、由志園(日本庭園の食事処にて紅ズワイガニ会席)、その後出雲大社へ。10年ぶりの再訪だ。お賽銭を150円(2か所)を投入しつつ、昨年末の忘年会のことを思い出した。ジャーナリスト黒田清のお弟子さんが「初詣でお賽銭など入れません」ときっぱり発言。「徹底しているんだ」と感じ入った次第。

バスで広島へ。日本海から瀬戸内海へ。途中、標高600mを越える標識があり、沖縄県最高峰おもと岳を上回る峠をバスで走ってるんだ、と思った。宿泊は、グランドプリンスホテル広島、ご存じG7サミットが開催されたところ。温泉は有料2,100円というので2回も入浴した。

◆6月20日(火)晴

ホテルを出て、宮島口から船にのり宮島(厳島神社)へ。ここは20年ぶりの再訪だ。インバウンドの人々多し。昼食は、土産物店の2階でカキフライ等。小憩後、広島空港へ向かう。

JAL便にて東京へ。着陸のとき、びっくりした。なんと、新宿の高層ビルあたりまで飛行機が脚を延ばしたのち、機首を羽田へ向けて降下をしていくではないか。眼下には、東京の密集した家・ビル群等。無事着陸して安堵。

それから2時間かけて帰宅。疲れた。いつものA居酒屋で一杯。 シャワーして就寝。

◆6月21日(水)晴曇

朝、ベッドで読書。 洗濯。 録りためたテレビ。ETV特集「ミッドウェー海戦 3418人の命を悼む 第二部残された者たちの戦後」を観る。アメリカの戦後は、第二次大戦後も朝鮮戦争、ベトナム、イラク、アフガンと遺族をうみだし続けてきた。アメリカにわたり、ミッドウェー海戦の遺族を訪ねる澤地久枝の仕事の重さを感じる。

MLB大谷翔平選手、ドジャース・カーショー投手におさえられ、25号ホームランならず無安打におわる。 旅行中、大谷選手がホームランを打った夢をみた。そして、小用のため起きたときテレビをつけると、生中継でエンゼルスーロイヤルズ戦をやっている。しばらく見ているとなんと大谷が24号ホームラン! 19日未明「正夢」を体験したのである。ホント。

久しぶりの図書館。 買い物。 入浴。 お酒無しの食事。就寝。