青梅マラソン

きょうは暖かい日だ。午後から青梅マラソン観戦へでかけた。ぼくも、かつて同マラソンに出たことがある。2005年青梅に転居してきて、市民マラソンの草分けである同マラソンを身近に感じ、出場することを決意。 

当初、100mさえランニングできなかったが、近所の公園でこつこつ練習。すると、徐々に距離が延びて走ることが嬉しく、喜びに変わり面白くなった。

2006年2月、53歳のとき10キロで初マラソン、記録はたしか56分、以降毎年のように参加すること10数回、その間大雪で2度中止以外すべて完走。ぼくの人生のなかでも、ちょっと自信の持てる体験であった。

そして今日の観戦。30キロレースで、ランナーが続々ゴールをめざして懸命に走っていた。すると、男性ランナーに交じって美女が通り過ぎた。数分後、「ただいま女子2位の〇〇さんゴール」のアナウンス。なるほど、次の女子ランナーは3位なんだと合点、大声で「女子3位、がんばれ、ファイト」と目前を走る女の子に声掛けをした。大声を出して応援する気持ち良さを感じる。

男子ランナーの合間に走ってくる女子ランナーへ「女子4位、5位、6位」声掛けを続ける。きょう初めての声出し、気持ちいい、カラオケの練習になる、いいことづくめ。

調子に乗っていると、傍らの奴がぼくに境界のロープをぶつけて、杖を振り回し、うるさい、見えない、あっちへ行けというそぶり。ぼくより10歳年長の貧相な老人だ。「なんだコノヤロー、天下の公道だ、文句云われる筋合いはないぞ」とタンカを切ろうと思ったが、「金持ちケンカせず」の格言を思い出し、その場を離れた。

そして、ランナーを応援しつつ、ウォーキングをかねて青梅駅をはるかに通り越してさらに遠くまで歩く。まだまだランナーは続々、私設応援団も楽しい、太鼓、バンド、恐竜姿の応援も。途中、裏通りを通って引き返し、暫らくしてレース公道に戻ると、なんと大型バスが10台連なって徐行運転している。レース終盤、制限時間オーバーのランナーを次々拾っている。これは珍しいものを目撃した次第である。

青梅まで来たからには、吉田類も通った居酒屋「G嶺」に立ちよらずにはなるまい。おでん、いわし焼き、生ビール、熱燗を軽くやって、再び徒歩で帰路へ。

帰途、地元駅前の図書館はあす休館につき入館し、新聞等を閲覧。月刊『文芸春秋』3月号を読む。「〈決定版〉美智子さまが入院した東大病院の先生が教える 大腿骨骨折 転ばぬ先の傾向と対策」は、とても参考になった。

年寄りは太ももの骨折が多く、48時間内に手術をするかどうかがいちばんのキモだという。つまり、骨折、寝たきり、寿命短縮を防ぐには48時間内の手術。

日ごろからの運動、食事、睡眠が大事、とくにビタミンDの摂取が必要、シャケとかキノコ類、散歩で陽に当たるのもよいが、日焼け止めはビタミンDを取り込むことを阻害するというから面倒だ。

こちらの教授、自分の老親に室内運動器具をプレゼントし、サプリメント(ビタミンD)を買い与えているそうな。

帰宅後、入浴、夕食。15,000歩。