哲日記,大谷翔平,,美術館,食事,黒島

【巻頭写真】黒島ファンの横須賀在住[沖縄時間撮影人]の提供です。厚く感謝申しあげます。

さて、大人の休日倶楽部パスをつかって6月26~30日まで、盛岡、仙台、長野、上田を旅してきました。パス料金18,800円で、JR新幹線と在来線乗り放題、指定席は6回無料で利用できるものです。これら4か所の交通費を積算すると50,930円。差額32,130円お得ということでしょう。でも、かかる銭勘定だけでは「旅情」とは縁遠く、つまらんことでもありますな。

旅行の朝、大谷翔平選手、24号ホームラン、幸先良しと思いきやさにあらず。地元駅から国会議事堂前へ。友人ご一家を国会見学へ案内すべく向かったが、なんと中央線沿線で火災発生、大幅遅れ、旅の初っ端からアクシンデントに見舞われる。

丸の内線で東京駅へ、見送りに来てくれた友は、モバイルパスモでは新幹線口へ入場できず、プラットホームで手を振り別れる恋人たちの疑似体験かなわず、年寄りの冷や水でした。

東北新幹線「はやぶさ」速い、途中仙台のみ止まり、あっというまに盛岡着。駅近くのビジネスホテルに投宿。付近を散歩後、夕食は焼鳥屋にて、キャベツ、手羽先、餃子、きゅうり、おにぎり、生ビール、赤ワイン、地酒。 本日の歩数 11,955歩。

午前、路線バスにて岩手県立美術館へ。みごとな外観の美術館だ、萬鐵五郎ら郷土画家の展示を中心に、企画展・川端龍子展を鑑賞、絵心のないぼくでも幾度か美術館へ通うとそれなりに絵のよさを感じるようだ。

隣の盛岡市先人記念館へ入る。金田一京助、新渡戸稲造、原敬、加えて宮澤賢治、石川啄木とそうそうたる偉人たち、将来は大谷翔平選手も当然讃えられるべきだと思う。

午後、仙台へ、途中花巻で下車して大谷翔平母校、花巻東高校あたりを散策しようかと思ったが断念して仙台へ。駅近くのビジネスホテルへ投宿、シングルのはずがツインの部屋でラッキー。

夕方、呼び込みのアンちゃんを無視して、ホテルでもらった飲み物1杯サービス付きの和食店へ。カウンター2席(他は座敷)しかないところで、若いお嬢さんがひとり、かるく会釈して隣にすわる。女将さん「支払いは現金のみです、おすすめの刺身は〇〇です」と、今回の旅行で意外と現金のみが多かった、キャッシュレスはまだ道遠しの印象だ。

ぼくはシャイの性格上、これまで若い女性へ話しかけることはなかったが、エアコン効きすぎて寒そうに肩をすぼめている隣の彼女へ、

ぼく「寒そうですね」 

彼女「ホント寒いです」 

ぼく「沖縄の石垣島から来ました(ウソも方便)」 

彼女「いいところでしょうね。私は滋賀県生まれです」 

ぼく「わあぉー、琵琶湖まだ見たことないね。ひとり旅?」 

彼女「そうです、神奈川でお仕事、ひとり暮らしです」と、刺激的?な会話。

彼女「仕事の人間関係で悩んだことありますか?」突如、真剣な話に。

ぼく「そういう時は、石垣島から船に乗って黒島を訪ねるといいですよ」

そして、酔いにまかせて「黒島の海は人間が見たカリブ海よりもはるかに澄んで、絶妙の色を呈している、神の領域にわけいったような海であり空であった」と、ふるさと自慢のフレーズを披露して、お開きとなった。夜風に吹かれてホテルに戻り、ひとり就寝←あたりまえだ。

翌日目覚め、軽くなった財布と、年寄りの厚顔ぶりを反省した。【つづく】 歩数:10,855歩。