伊勢・熊野古道への旅

2022年11月17日

11月9日(水)7時、東京発のぞみで名古屋へ。迎えのバスにて一路伊勢へ。伊勢神宮の外宮・内宮を参拝。出雲大社、明治神宮にくらべスケール感、神々しさは少々見劣りする感じでしょうか。というのも、2013年出雲に出かけ、60年ぶりの大遷宮により修造なった出雲大社を見学したことがある。「日本の過去の建築物でこれほど私を引きつけるものはなかった。恐らく日本建築美の最高の表現」(岡本太郎)をぼくも実感したことがあったからか。 その後、和歌山串本へ。

10日朝、バイキングの朝食は美味しかった。が、30分程度の食事時間なのであわただしかったのが不満。その後、バスにていくつかの世界遺産等を参拝見学した。800段以上の階段を上ったときは心臓パクパク。その後、メインの熊野古道歩きへ。1時間過ぎの山歩き。ガイドの説明のなかで、「むかしの人は、1日ひとりあたり4,5升のコメを食べて山歩きを行った」とか、「和歌山を行幸した昭和天皇へ、南方熊楠は粘菌標本を贈呈した。桐箱ではなくキャラメルの空き箱が熊楠らしい」とか、おもしろい話もあった。

10日(木)は、遅い時間の東京駅着であったので上野のカプセルホテルに投宿。翌日、東京都美術館で岡本太郎展示を観賞。その後、渋谷へ出て、高層ビルの展望室から都内のビル群、富士山をながめる。

夕方から、ロシア問題専門家の講演会へ。「プーチンの戦争論理」を聴く。世の中、プーチン悪人説一色だが、なるほど他の見方もあるのだな、という指摘を知ることとなった。が、ミサイル攻撃、砲撃等でウクライナ国民、国土のみが痛めつけられている現状には、怒りをこえて無力感を覚える。

かくして11月9~11日の旅を終え、拙宅へ無事帰宅した。

哲日記,

Posted by ttetsu