エッセイ,断酒

ことし5月の古希をむかえて断酒を決意し、8月18日、連続断酒・禁酒100日を達成しました!

断酒のメリットは、手指の荒れ、肌の吹き出物が消失したこと。右手のひらは荒れて、スーパーや図書館入口のアルコール消毒をやったふりをして避けていたほどだ。クリニックの皮膚科通いは常でしたが、それがなくなったのは嬉しいですね。他は,フケがほとんど出なくなり、睡眠の質が良くなったようです。ダイエット、腹囲減もこれから期待できるでしょう。

家計も助かります。ぼくはここ数年、家計アプリを利用して金銭出納を管理しています。断酒前3カ月の酒代は233,000円。これは居酒屋でのひとり飲みも含むが、友人との付き合い酒は含みません。それにしても、飲み過ぎは否めません。古希の誕生日以降の断酒を決めていたので、意地汚く駆け込み飲酒を派手にやらかしたことにあります。まぁそれを割り引いたとしても、家計のメリットは確かにあります。

断酒デメリットは、いまのところ感じていません。が、他人との会話が極端になくなりました。居酒屋の親父、常連客との会話は当然なく、スーパーでの買い物時に、店員さんから「駐車券はありますか?」「ありません」とのやり取りくらいか。もしかして「断酒うつ?」は、注意すべきかなぁ。

エッセイ

かつて組合機関紙へ次の拙文を寄稿したことがある。

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医師・近藤誠にハマっている。近藤は、がんにかかったらほっとけ、下手に抗がん剤をうつと副作用で苦しむだけだ、健康診断は無駄、インフルエンザ予防接種も意味がない等々、と著書で訴える。これらは病院と製薬会社を儲けさせるだけだ、万一、自分が倒れたらいっさいの医療を拒否する、ときっぱり▼ぼくも近藤に感化されてこの数年、人間ドックを受けてこなかった。それ以前は、受診結果に基づき、前立腺がん、大腸がん等の再検査を勧められるままに受けた。が、たっぷりとレントゲン、CT等の放射線を浴びただけで、検査結果は異常無しであった▼僕の悩みは「痛風持ち」であること。組合活動でストレスが溜まると、酒量が増え激痛をともなう発作がおきる。今年になって左の足の親指関節につづき、右の足へと発作に見舞われた。共産党から自民党へクラ替えしたようなものだ。近藤理論?により、痛風発作の原因である高尿酸値を抑えるクスリを飲んでいないので致し方ない▼「酒の適量は百薬の長」とする近藤理論を頼りに、病院にかからず、クスリも飲まず、そのことが結果として財政困難な駐健保支援となるのではと、勝手に思っている。

                                      (2015年9月22日記)

近藤誠医師のご冥福を祈ります。享年73歳。合掌