◆7月1日(土)雨
午前、痛風の件でHO整形外科へ。これまでの薬の効きを確認するため血液検査をするとドクター。ぼく「実は昨夜、深酒をしてしまった」と言うと、ドクター「ちょうど良いのでは、肝機能もしらべます」と。さて、1カ月後の結果はいかに。
午後3時、ひとり旅のスタート。東京駅から宇都宮へ。 新幹線は速い。48分で着いた。駅前のビジネスホテルにチェックイン後、街歩き。栃木県庁と宇都宮市役所の中間地点に、那覇にある屋台村そっくりの一画があった。夕方、公務員は呑兵衛が多いので、それ風の人々で賑あっていた。←違っていたらゴメン。ぼくは、そこではトイレだけ借りて、しばらく散歩。
駅前大通りは広々としていて、その通り沿いに「ビールと餃子は文化」との広告。まよわずその食堂に入り、餃子二皿 生ビール、ハイボールを飲食。餃子消費量日本一だけあって、宇都宮餃子は美味かった! その後、コンビニで赤ワイン小瓶とチョコレートを買って、ホテルで二次会。本日の歩数=9,265
🔲7月2日(日)雲雨
翌朝、新幹線で新青森乗り換え、在来線にて弘前へ。ホテルへチェックイン後、弘前城を見学。天守にあがり、城周辺を散策。その後、街歩き。さすが、太宰治をうんだ津軽の地だけあって大型書店ジュンク堂、TUTAYAがあった。ジュンク堂にはいり、本は重いので買う気はないが新刊本を中心にみてまわる。村上春樹コーナーはあったが、太宰治コーナーはなかった。
さて、お楽しみの飲食時間。ホテル紹介の名店は、2か所とも満員ですと断られた。ひとりもんだと、なかなか入れてもらえないかも。やむをえず、近くのちょっと暗めの食堂へ入店。ドアを開けて入ると、シーンとして誰も出てこない。内心、引き返そうかと思ったほど。ようやく出てきた女将さんらしき方、テーブルに案内してもらったが、客はぼくひとり。
さっそく生ビール、小鉢のつまみ3点、白ワイン、日本酒、ポーク焼きと赤ワイン。会計をお願いすると、男性の板前さん、どうも女将の息子らしい。申し訳なさそうにクレジット使えず「現金のみ」とのこと。トイレを借りると、明かりがついてなく、手探りでスイッチを探し押すがつかない。そのうち、スイッチ上の飾り物を「ガチャン」と落としてしまった。女将が飛んできて、スイッチを懸命に押してようやく点灯。
でも、決して不快な気持ちにはならなかった。団体客を入れるほどの広い食堂を親子?二人で守っていること、女将のメニュー説明の滑らかさなど、良かった。でも、お酒の味はいまひとつであった。歩数=14,650
◆7月3日(月)晴
弘前から秋田へ特急でむかう。隣席には、初老の4人連れの男女。「熟女とは何歳からかしら」と、朝から日本酒を飲みながら談笑している。そのうち、熟女さんが「話しかけてもよろしいですか」と僕に訊く。「私55歳になったので、大人の休日フリーパスを使って旅行しているの」 ぼく「へぇー、40歳かと思った」とゴマすると、呵々大笑の熟女であった。
さて、秋田につき酒田向け特急まで時間があったので、駅近くの秋田県立美術館へ行こうと思った。が、ネットで調べると、休館だった。同美術館へは2021年11月にも行ったことがあり、とても充実していたので残念。しかたなく、鈍行で酒田へ向かった。
酒田駅につき、ホテル投宿前に、駅近くの本間美術館と庭園を鑑賞。街歩きをかねて、遠く離れているホテルへ向かう。チェックイン後、受付嬢に教えて頂いた居酒屋へ。こちらも酒田市役所の近く、やはり公務員を当てにしているのかな。土地の料理と地酒を堪能した。
ホテルへは長く歩いて戻り、入浴。寝るとき、無料配布の山形新聞をひらくと「新・地図のない旅 五木寛之」というコラムがあった。地方の新聞に連載コラムを持つとは、あらためて五木さんの執筆意欲の凄さをかいまみた。歩数=14,456
◆7月4日(火)晴
朝、駅に向かって歩いている途中、最上川の橋の上で携帯へ電話着信。INさんより飲み会日程の回答。そこで駅前の図書館にて、他のメンバーへ連絡をとった。図書館ではWi-Fiを使えるのでね。
途中、写真家・土門拳ゆかりの地、という標識があった。酒田の名誉市民で全作品を土門拳記念館に収蔵との説明文も。駅について、その記念館の位置を確かめると、なんと泊まったホテルの近くであることが分かった。特急の出発時間も迫っていて見学するのを諦めたが、なんともちぐはぐのことであろうか。
酒田ー新潟経由で東京にもどり、特急あずさで立川を経て、拙宅に無事帰還を祝していつものA居酒屋で一杯。ほぼ東北を1周する鉄道の旅。新幹線・特急指定等6回活用して、全交通費15,270円也(大人の休日フリーパス) 歩数6,655